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(ARC0 2001)

[2001/12/27]

 

いよいよ2001年の終わりも近づいてきた。週末からはタイなので、この書き込みが今年一年の最後になるであろう。今年を振り返れば、ディジタルカメラのすばらしさと写真を撮ることの楽しさを知った年であったといえる。

 

D30を手にしたのは、昨年の年末であったが、AWBからマニュアルWB、AEからマニュアル露出、AFからマニュアルフォーカスと自動という操作をはずして、全て手動にした一年であった。それぞれの手動化に関してはこのページで何度も述べてきたとおり、それぞれの理由があった。総じて言えば、自動という操作は機械(人間の作ったプログラムではあるが)にその判断をまかせる訳で、平均的には失敗のない絵を作ることができるが、平均から外れた環境ではずしてしまうことがある。

 

特に感じるのは作品に自分の感性をいれにくい点にあると思う。といっても、自分はまだ芸術論に達しているわけではなく、技術論の域をでていない。たとえば、AFをマニュアルにしたから、ピントの合わせる場所を変えることにより、絵を変えていくというレベルではなく、AFにたよるとレンズのできにより、後ピンになり、常にぼけた絵になっていることに気がつかなかったというようなことである。ただやはり、これらの問題を解決することにより、一歩先の写真の芸術性を追求できる下地を作っていくことができると感じている。

 

来年は自分はどの方向に進んでいくのであろうか、やはり技術者として性格上、性格な写真を撮るためのカメラの使い方やレンズの購入に走っていくのか、カメラの性能を割り切って芸術的写真をとるための修行に力をいれるのか?多分その両方をやっていくのであろうが、できるだけ後者に力をいれたいとは思っている。

[2001/12/24]

 

昨日のみなとみらいの写真でD30のページ「横浜12月」の写真を入れ替えた。スクリーン交換の効果もあって、写真自体の解像度も上がってきている気がする。D30の解像度もまだまだ使える。ただ全体にピントが合うに従って、周辺部の色収差や流れが気になってくる。フルサイズのCCDになったらもっと目立つことになるのか不安である。ただこれはレンズの性能のみの問題ではない様だ。レンズの周辺色収差とCCDの配列の干渉で目だっていると推測している。

 

1Dの写真は前にも書いたが少しの解像度アップと少しのノイズ感の減少が期待できる様である。コンタックスのフルサイズ35mmデジタルも大いに期待するところではあるが、レンズを買い換えるわけにはいかない。今回はパスした1Dではあるが、まだD30を使いこなしてはいない。そう買い替えを急ぐことはないのであろう。今後のキャノンの製品に期待するところである。

 

昨日の撮影は今年最後の国内での撮影になりそうである。今年も年末・年始はタイで過ごすつもりである。前回のタイでの撮影から、ファインダーも換えたし、EF85mm F1.2Lも手にいれた。マニュアル撮影もできる様になったし、どれだけ良い写真が撮れるものかいまから楽しみである。

[2001/12/23]

 

いつも出かけると夕日状態ということで、今日はがんばって見たが”みなとみらい”へつくとやっぱり午後二時半、でもいつもより1時間ほど早い。きょうはフォーカシングスクリーンを交換して全てマニュアルによる撮影ということではりきって撮影を開始した。

 

明るいところの撮影では、ファインダーの識別も抜群でフォーカスリングを前後させてピントを合わせるのも迷うことなく、ぴたりと決まる。マニュアルフォーカスによる撮影がこんなに、写真を撮るという作業を楽しくさせてくれるものとは思わなかった。ファインダーを覗いてピントを手で合わせると、つまらないフレームがピントがあった瞬間にすばらしいものに変わった気がするから不思議である。おかげで撮影枚数が増えてしまった。

 

さてEF85mmF1.2Lの写真を一枚思わずギャラリーにアップしてしまったが、この色調はF2.8のレンズでは得られない。この写真のように1.2まで開くと1/4000でもオーバーになってしまうのであるが、RAWを太陽光現像後ガンマを下げると鮮やかな色調を得ることができる。直射日光下でシャッタースピードを最大まであげても1.2ではオーバーになってしまうので絞らざるを得ないのであるが、D30がもう少しシャッタースピードを上げられたらなーを思うところである。

 

絞るとフォトショップのレベル補正のスペクトラムを見てもわかるがRとGの黒レベルが浮き上がってくるのはD30の太陽光現像の特性なのかもしれない。黒レベルの調整をすればなんとか見られる色合いになることも発見した。もっともAWBを使用すれはこの傾向は緩和されるのかもしれない。

 

ネットでも1Dの画像が見られる様になってきたが、明らかにD30の色合いと異なっている。これはCCDの特性ではなく現像パラメータの違いによるものと思われるが色調は、レタッチによってもっと改善できるできることを期待させる。

[2001/12/20]

 

やっとサーバーが回復した。2日間のダウンはちょっとつらかった。世の中はEOS-1Dの発売に沸いているところで、D30ネタのみで構成するのはちょっと恐縮ではあるが、まだまだD30の性能を極限がまで引き出していないということで、今回もM型スクリーンへの改造に関する続報である。

 

ここ2,3日はファイダーのチェックのために試し撮りを何度も繰り返した。手持ちのレンズを取り替えながらフォーカスエイドの点灯点と実際の目でのピントを比較していたのであるが、レンズによって合わない点がある。実際に現像拡大してみると果たして自分の目でみてあわせたものの方がはるかにピントが合っている。いままでのファインダーではどう調整してもAFにかなわなかったのでAFを信用していたのであるが、AFはレンズによるが、全体的に後ピン傾向にある様である。今までAFに頼って撮影していた解像度はマニュアル撮影すれはもっとピントのあった写真が撮れるということである。

 

これまでレタッチでは、D30t特有の乱れを取るために、シャープネスをかける前に0.5のボカシをいれていたが、これからは0.3程度にしないと解像度が失われる。それはどピントのあった絵が撮れることを期待させる。

 

これでやっと撮影から現像まで、AUTOでの使用を全て排除できるたことになる。これからはフォーカス、露出、マニュアルWBと全て自分の手で設定できる。気分はまたこれで、プロの写真家に近づいた。このファインダーによって、自分の目を信用できるようになったことは、非常にうれしい、フォーカシングスクリーンを2枚や3枚無駄にしても問題ではない。EOS-!Dを手にいれるよりもうれしいといってしまうとちょっと負け惜しみがはいっているかもしれないけれど。

[2001/12/17]

 

横浜・みなとみらいの写真をD30のページにアップした。どうもこの季節の日暮れの早さは、どうしても夕方からの写真しか撮れない。フォーカシングスクリーンの効果はやはりあったようで、構図を自由に取れるようになった気がする。またD30の解像度もまだまだなかなかだと感じるのは気のせいであろうか。

 

今回は広角での撮影の初トライでもあったので、はたして出来はどうであろうか。やはり広角撮影は思いつきでカメラを向けてシャッターを切れるものではないことを痛感させられる。じっくり場所と構図を考えて撮影位置を確保しなければならない。広角を使うと垂直線に合わせようとするためか、水平線が傾いてしまう。水平線の傾いた写真は全く写真としての価値がない。トリミングでごまかしたが、この辺も練習の必要がある。

[2001/12/16]

 

D30フォーカシングスクリーン改造の成果を試しに、いつものとおり横浜みなとみらいへでかけた。今回はEF85mmに加え広角の絵も取りたいということで17−35mmF2.8Lを持ってでかけた。D30では17mmでもあまり広角とはいえないが、広角写真の難しさだけは十分味わえた気がする。今週中に成果はD30のページにアップしたい。

 

ギャラリーにぼけた写真を一枚アップした。スクリーン交換の成果かファインダーで十分ボケ味を楽しめる。ファインダー交換していなければこんな写真は撮らなかったにちがいない。写真としての価値はないがEF85mmF1.2Lのボケ味の特徴を示すには面白い一枚である。ボケが半円になっているのとボケ円が渦巻き模様になっている。

[2001/12/15]

 

D30フォーカシングスクリーン改造の格闘は、まだ続いていた。スクリーンの下で前ピン、上側で後ピンの傾向は中心を合わせても修まらない。これはD30のフォーカス面の精度がないのか、ミノルタのスクリーンの設計なのか、いずれにしてもメーカー・機種が異なるのであるから設計思想が異なっていても文句は言えない。

 

今回は仕方なくスクリーン上部とスクリーン固定面に紙を挟むことにした。前ピン傾向のスクリーン下部はスクリーン固定面より後ろにもっていかなければならないので固定面にあたる部分をけずらなければならないが、加工が難しいので、ほんの少しだけスクリーンを削って妥協することにした。結果はかなり上々である。マニュアルで合わせてシャッターを半押しにしたとき、フォーカスマークが必ず点灯するのは快感である。

 

今回調整は85mm1.2で調整を繰り返したので、他のレンズでは全く問題ない。このために何度ファインダーを覗いて試し撮りを繰り返したことか。ディジタルカメラであるからこそできた作業である。最近銀塩カメラに気をそそられるが、やはりディジタルからは離れられない。いかに金持ちでも、験し撮りの為にフィルムを消費する気にはそうそうならないであろう。

 

D30のAF精度は中央に関してはかなり正しい。他の二点に関してはセンサーが縦横の両方ついてないらしく、検証はしていないがあまり良くないらしい。今回のテストでわかったことであるが、中央でもAFにまようことがある。これは明るさだけでなくその模様による様だ。いずれにしろ、これでAFに頼らない写真撮影ができることは非常にうれしいことである。

 

動きの激しい場面でMFでどれだけ写真が撮れるかは使いこんで見ないとわからないが、MFは一昔前までは普通だったのでそれほどピント合わせに時間がかかるとは思えないが、キャノンはAFに走っている様だ45点フォーカスとか、視線入力とか色々こった技術を開発しているが、複雑なフレーミングの中で必ずしも自分の目的のところにフォーカスがあうとは限らない。フォーカス点を選んでいるうちにシャッターチャンスを逃してしまうこの方が多いのではないかとも思う。自分の目で目標物がフレーミングのどこにあっても確認できることがもっと大事な気がする。

[2001/12/12]

 

先週はD30にミノルタのM型フォーカシングスクリーンに取り替えたことを報告したが、いい加減な工作がたたって、どうも調子が悪い。ピントの山がわかるようになって、ピントのずれの粗が目立つ。画面の下で合わせると前ピンになり、上合わせると後ピンになる。これではピントの山がわかっても実際に写る写真はボケてしまうので意味がない。

 

ミノルタのスクリーンをよくよく眺めてみるとフォーカス面の裏側は凸レンズのように膨らんでいる。これには悩んでしまったが、よくよく見るとフォーカス面は若干へこんでいる。これは多分ファインダーから覗いた場合中央と周辺の距離を同じにしているためではなかろうか。従ってフォーカス面がへこんでいる分を補正するため、反対の面が余計膨らんでいるらしい。

 

前回中心部分がずれてしまったと報告したが、これでは周辺のピントがあうはずはない。また傷をつけてしまったこともあり、M型スクリーンを再度購入して工作に再挑戦した。今回はスクリーンを万力にするのはやめやすりを固定して、時間をかけて削りあげた。画面の上下に厚さに差を出さないためにはスクリーンの中央部を切り出さなければならない。小さめに作って位置調整すること、でなんとか使用できるレベルになった。

 

このピントをファインダーの中で確認することができるということはすごいもので、レンズの粗までがファインダーを覗いてわかってしまうことは驚きである。85mm1.2Lは周辺でのピントが甘いことまでわかってしまう。あと実際にピントを合わせる部分を変化させて、撮ってみると70-200mmF2.8Lでは面積の大きい部分の色が白の部分にかっぶていることもわかる。Lレンズでもこうであるから、やはりCMOS表面の反射光が内部で拡散しているらしい。85mm1.2Lではかぶり少ない様なので、色調のにごりの理由がわかる様な気がする。

 

ファインダー変更は室内でしかチェックしていないので、週末にでも屋外でもう一度チェックしたい。ただ景色は中央AFを使ったほうがよさそうなので、次回のポートレート撮影までその効果は確認できないかもしれない。

[2001/12/08]

 

今日はコミティの合評会があった過去二回参加した撮影会での写真を写真家の先生に発表作品を数点選んでもらい、全員の前で講評してもらう形で行われた。他の人は銀塩なのでスライドプロジェクターであったが私だけはディジタルなのでPCプロジェクターで投影したが、やはり解像度と色調に難点があり、ポジのスライドプロジェクターにかなうはずもない。

 

それはともかくとして、同じ環境で撮った他の人の写真を見ることは非常に参考になる。また先生の写真の選び方に関しては、当然のことであるが、まず適正な露出、ピンボケ(目にピントが合っていること)、手ぶれがないことが第一条件である。その中でフレーミング、モデルの表情などを重視している様である。またその中で光線の入り方に関しても注意をうけた。色調については、銀塩の場合使用するフィルム、露出の取り方によって決まってしまう。デジタルカメラついてはカメラと再生系の特性になってしまうので先生のコメントは少なかったが、空気が写っていないということであった。

 

広角14mmで撮った写真も見せてもらったが、これはフレーミングの難しさとすばらしさを実感できる。この分野の写真も撮ってみたい気もするが、D30では広角の妙味を味わうことは難しい。この意味でEOS 1Dよりもコンタックスの方に個人的には興味がある理由でもある。

 

写真の芸術論に関する論議は聞いていても色々興味がつきないことであるが、これは個人の考えの違いもあるであろうし、私自身も今後いろいろ悩んでいかなければならないことであろう。

 

カメラの技術論に関していえば、やはりポジフィルムには勝てない気がする。色調の美しさに関していえば、レタッチにより、それ以上のところにもって行くことができると思うがその諧調表現が紙焼きしたもでさえ、銀塩はすばらしいと感じる。これが空気の表現なのであろうか、適正な露出で適正なレタッチを行えは,超えることが可能なのであろうか?これも今後の検討課題である。

[2001/12/06]

 

D30のフォーカシングスクリーンを交換した。ミノルタのM型スクリーンを有楽町で購入し、その足で秋葉原で、万力、ノギス、ヤスリなどを購入し、その日の内に削りあげてD30に入れた。

 

ここ何年も工作などしたことがなく、自信がなかったのであるが、AFにたよってばかりいると、フレーミングがなんとなくおかしい。ネット上での改造記事もいろいろ掲載されているのでこの際思い切っての改造となった。削ってみて感じたことはAPSサイズとはフルサイズに比べてこんなに小さいものなのかということである。

 

案の定ヤスリをすべらして、スクリーンに傷をつけてしまい、半分やけくそで、無理やり仕上げてしまったのであるが、F1.2のレンズでは傷はほとんど見えない。F2.8のレンズでは多少目立つが気にならない程度なので良しとした。

 

取り付けて見て最初にファインダーを覗いた感想は、パット見以前と変わらない感じがしたが視度補正を合わせるとピントの山ははるかにつかみやすい。全面マットであるので、フレーミングが自由で、MFでも十分調整できそうである。AF点がどこにあるかは工作が不完全でセンターがずれたこともあって、よくわからないことになってしまったが、MFの調整が可能であればあまりきにならない。開放で使うことが多いので、ファインダーのボケ具合と実際の写りが一致することはうれしいことである。

[2001/12/02]

 

今週はD30で撮った写真の整理のつもりで、古いものを見直すことに時間を費やしてしまった。古いものを見るとなぜか色あせた古い写真の様な色調をしている。まさかデジタルデータが色あせてしまった訳でもあるまいし、なぜこんな色調になっていたのか首をかしげてしまう。CRTモニターの調整がまずかったのであろうか。

 

当時はAWBで撮っていたのであるが、いくつかRAWファイルが残っていたので、レタッチしなおしてみると何とか現在の色調で再現できる様である。過去の膨大な写真をRAWファイルが残っているからといって、現像しなおすのも大変である。自分の歴史とわりきって何枚か当時の現像のまま保存することにした。

 

ところで現在最もきになっているのは、絞って撮ったときの木の葉の緑である。F1.2を使うようになって、緑の美しさにひかれているのであるが、以前の写真の緑にはうんざりしている。絞りの値により緑に差がでることはわかっていたことであるが、以前は何でもAEモードで撮っていたので、明るいところではかなり絞られていたらしい。最近は目的物にあわせてマニュアルで絞りを決定しているが(というより開放でシャッタースピードを決定しているが)広角の絵では全体に平均的な露出に設定しなければならない。

 

なんとか緑をうまく再現する方法はないかと古い写真のレタッチを繰り返して見るとある傾向の様なものが見えてきた。レベル補正のスペクトラムを見ると、赤Rと緑Gの黒レベルが浮き上がっている。RGBごとの黒レベルを最低値に合わせると開いたレンズの色調に近くなる。全ての写真がそうなっている訳ではないので、かぶっているのであろうか、そうだとすれば銀塩でも同じ傾向があるのかもしれない。明るいレンズを開放で使うとこの傾向は少ないようである。ディジタル写真のレタッチもまだまだ奥が深いようである。

[2001/11/26]

 

D30のページに鎌倉での紅葉の写真をアップした。今回からは作品色を強める意図で撮影状況やコメントを差し控えた。そろそろD30のカメラ評論をつけることをやめることにした。失敗作を言い訳がましく掲載することは控えたい気持ちで、構成を変えることにした。

 

変わりにここで、撮影状況を述べておくと、カメラは全てD30、レンズは全てEF85mm F1.2Lの開放で作品は全てレタッチしている。レタッチも作品の一部という考えである。レタッチはかなりレベル補正でガンマを落としてあり、このレンズの特徴を出すように意識しているが、なかには、ほとんど手を加えていないものもある。

[2001/11/25]

 

連休最後の日、晴れ。最後の紅葉撮影チャンスということで少し早起きして鎌倉に出かけた。やはり近所で撮っているのとは大違いである。2枚ほどギャラリーにアップした。最近はほんとうに85mmF1.2Lを手放せなくなってしまった。ほとんど1.2の開放での撮影である。

 

建物の全体を撮るには無理があるため、F2.8のレンズもつけて見たが写真を撮る作業が面白くない。案の条現像後の色合いも気に入らないというか色の調整をしてみたいという気が起きない色調である。それに比べてこのレンズは柔らかで豊かな色調を提供する。レベル補正で色合いを変えると、どの色調も捨てがたい。本当にすばらしいレンズだと思う。今週にもD30のページに他の写真もアップしたい。

[2001/11/24]

 

どうも最近は日の落ちるのが早すぎる。朝寝坊の私は出かけるころにはもう日が落ちそうである。この連休も撮影に出かけずに終わりそうな気配。紅葉の季節も終わってしまいそうである。

 

せめてもの撮影ということで、自宅の窓から撮影した近所の公園の紅葉風景である。これも悪乗りして合成写真である。レンズは相変わらずEF85mm/F1.2で開放での撮影である。トーンカーブ補正のレタッチのしまくりの画面である。

[2001/11/23]

 

ノートPCを購入した。Sharp MURAMASAの冬モデルである。合評会用に購入を予定していたので、予定どおりであるが、オプション入れて23万の出費これで冬のボーナス見込みも使える額がせばまっていく。

 

WindowsXPのプリインストールモデルであるが、自宅以外で使うのは旅行に持っていく程度のことなので、ふだんはほとんど使わないことになる。PCを2台立ち上げてやらなければならないことはかぎられるので、しばらくはしまっておくだけか。PCのような機械をしまっておいても2年もすれば捨てるだけなのでもったいないものである。

 

現在ディスクトップPCはLCDパネルを使っているが、このノートPCのLCDパネルは同じ、Sharpであるのに、色調がかなり違っている。Adobeカンマで各色のカンマを合わせれば同じ色調になると考えていたが、そうは甘くない様である。

 

色調を合わせるにはカンマのみでなく、色温度を合わせる必要があるが、LCDパネルの場合バックライトの色温度の影響を受けやすく、ソフト調整だけでは補正が難しい。特にノートPCでは効率面から思い通りに合わせるのが難しい様である。

 

とりあえず外部モニタにディスクトップ用に切り替えればディスクトップの色調にあうので、妥協することにした。あとは合評会で使うプロジェクタの特性がどうなっているかである。

[2001/11/19]

 

昨日はWindowsXPのサウンドドライバーのインストールに失敗し、多くの時間を費やしてしまった。CreativeのSB Live!の基本機能はXPのCDとMicrosoftのサイトに用意されていたのであるが、外部機能を使えないので2000用をインストールしたのであるが、システム自体が不安定になってしまった。あとで良く調べたらXP対応まで年内いっぱいかかる様だ。2000へのアップデートの時同様メーカーの対応はなかなか時間がかかる様である。ましてや古い機種などはアップデート計画もない。かくしてハードウェアを最新に整えないと時代の流れにとりながされてしまう。

 

そういえば会社で使っているNECのPCなどはいまだにWindows95のままである。Office製品も97なのでこれだけを使って仕事をしている分には不自由はない。道具としてのコンピュータと趣味としてのコンピュータは違うものの様だ。

 

ところで私の場合、カメラは道具なのであろうか、趣味なのであろうか。これは言葉を変えれば、趣味は写真であるのか、カメラであるのかという事である。趣味が写真であるならば、D30は買い換える必要はないし、良い写真を撮るために銀塩カメラでも良いことになるし、趣味がディジタルカメラであるなら、EOS-1Vもコンタックスを購入しなければならない。多分ディジタルカメラが趣味で始めたのではないかと思うが、高級な製品を次々と買うほどの資金力もなし、最近は写真そのものへの興味もわいてきている。今後どうなるのかは自分でもよくわからない。

[2001/11/18]

 

引き続きWindowsXPの環境設定に時間を費やしてしまう。まだ全てのプログラムをインストールしなおす事は完了していない。デスクトップがどぎつい感じがするのでクラシックスタイルに変更するとWin2000とあまり変わった気はしない。しばしばトラブルになやまされていたGForce2GTSのディスプレードライバが安定している様なのでこれだけでもXPにした価値がありそうだ。

 

本日も高解像度化の実験撮影を数枚試みた。ギャラリーの写真を入れ替えておいたが、今回は横位置写真を作る為に縦位置3枚の絵を合成した。この程度であれば合成も簡単でわりあい楽に合成できる。繋ぎ目もほとんどわからない。600万画素程度の解像度であろうか。レンズ自体の解像度や収差に影響を受けていないので、600万画素のカメラでもこれだけの全体解像度を達成することは難しいであろう。

 

やはり、写真はレンズとカメラの協調によって作成されるものである。600万画素のデジタルカメラでも、常に600万画素の解像度を得られるものではない。周辺の色収差の強調やモアレや偽色等これらの問題はついてまわる。これらの問題を引き起こさないレンズの選定、写真の撮り方を考えなければならないであろう。すべての環境でこれらの問題を起こさないデジタルカメラなどはできないであろうし、必要ともされないと思う。D30でも今後十分通用するディジタルカメラとして使っていくことが可能であると考えている。

[2001/11/17]

 

WindowsXPが発売になった。早速Profesional Versionを購入してインストールしてみた。いつものことであるがアップグレードのインストールはみごとに失敗、ブルースクリーンになってたちあがらない。システム領域をフォーマットしなおして、なんとかインストールを終了した。新規インストールではアプリケーションはインストールされていないことになってしまうので、すべてインストールしなおしである。メールやらPhotoshopやらとりあえずのWeb機能のアクセスに必要なものをインストールしなおして、なんとかこのページの更新かできるところまでこぎつけた。

 

このところEF85mmを使用しての写真を紹介してきたが、ここでとりあえずまとめをしておきたい。このレンズは開放で使ってポートレート撮影に最適である。顔だけの撮影においてはよい味をだしてくれる。ただ上半身あるいは全身撮影では開放ではちょっとつらいところがあり、この場合はF2.8程度まで絞る必要があるようである。フレームの中心部にピントをあわせる分には問題ないのであるが、開放では周辺部にあわせようとしてもあわせることかできない様である。屋外の撮影においても対象物が中央に配置される場合には良いが広い景色を撮影する場合は多少しぼったほうが全体のピントがよくなり、解像感がよくなる。

 

このレンズを使用する限り300万画素のD30で十分である。ただ中判カメラ等の解像度を見てしまうとついうらやましくなってしまう。EOS 1Dの400万画素では、それほど上がったとは思えないが最近発表されたCONTAXのディジタルは魅力である。ただレンズを変更してまで、買い換える気まではしない。解像度が必要とされるものは風景写真などの動かないものたけなので、なにか工夫することでD30で実現できないものかと考え今回D30に付属のソフトPhotostechで合成する方法を実験してみた。

 

ギャラリーにD30の6ショットの合成写真をアップした。よく見るとつなぎ目がわかるところもあるが、注意して撮影合成すれば解像度の高い作品を作ることも可能である。ソフト自体もよくできており、細かな調整もできるのでなかなか使いやすい。写真としては邪道中の邪道であるが、考えてみればレタッチそのものも邪道である。結果的に良い写真ができれは良いのではないか。今回はEF85mmを2.8まで絞って6枚撮影しているが、かさなっている部分もかなり多いので、トータル800万画素強というところであろうか。最終的にD30のフルサイズと同じサイズにリサイズしているが、かなりの解像感があることはわかると思う。

[2001/11/13]

 

撮影会でのネットプリントを受取った。もう注文は出さない予定だったが、ディスプレーの調整を大幅に変えたので、チェックのつもりで出しておいた。仕上がりは良いものもあったが全体に黄色い。そういえば色管理なしの会社のCRTでみたものと色調が似ている。パソコンネットプリントなのでWindowsのカンマにあわせてあるのか?私の作業環境はそんなに青みがかっているというのか。自分のプリンタPM-900Cではディスプレーの色調にあっているというのに。

 

私がここまでネットプリントに期待するのは、やはりPM-900Cのプリント結果に不満足なためである。人の肌意外では不満がないのであるが、肝心のポートレートでの諧調表現が不満足である。ひとの肌の色調の変化がマゼンタとイエローがなめらかに変化せず、まだらになってしまう。黒も浮き上がっている感じがする。このことは過去に何度も書いたが髪のインク染み込みと乾くまえでのインクの混じりあいが問題ではないかと考えている。インクの粒子を細かくすれば、良くなるのであろうと期待しているのだが。

 

先ごろエプソンとキャノンが新型のプリンタを発売しているが、インク粒子が小さくなっている。その他の性能を比べてもカタログ性能ではキャノンが追い越した感がある。今度はキャノンの購入をと思ったのであるが、PM-900購入から一年もたっていない。すでに4台の古いインクジェットプリンタが山積みになっている。プリントアウトすることが写真の目的ではないので、まだじっと我慢することにする。

[2001/11/12]

 

ギャラりーにも一枚追加したが、D30のページを更新した。久々に晴れた昨日の日曜日、横浜みなとみらいにでかけた。作品と呼ばれる写真を撮ろうと意気込んででかけたが、結果を見ると腕のほうはなかなか上がらないようである。

 

露出をマニュアルで撮ることにしたので、前回よりは、自分の写真がとれた気がするが、あまり自慢できる出来ではない。D30のページのサーバーを移したこともあり、心置きなく枚数をアップできるようになったのはうれしいことである。

[2001/11/10]

 

ギャラリーにもう一枚追加した。撮影会の写真ではないが、当日の朝近所を撮影したものである。トーンカーブでコントラストと彩度を上げてあるが、これだけ上げても不自然にならないのはやはりEF85mm1.2Lのレンズの色のりにあるのであろう。最近はこのレンズがすっかり常用の位置をしめている。

 

合評会は12月8日との連絡が来た。ここではポジフィルムをスリーブの状態で持ち込んで先生に何点か選んでもらい。選ばれたものをゲペとよばれるガラスのはってあるスライドマウントにはさんで、合評するらしい。ゲペにいれたポジは個人の作品として、保存するのであろうが、ゲペにいれられないものは廃棄になってしまうのであろう。

 

私のデジタルデータは当然別の方法になるが、ここでやはり作品の保存について考えでおかなければならない。D30購入から1年になるがRAWデータとJPEGデータは現在10GB程度であろうか。ハードディスクにはまだまだ空きがあるので気にせずに残しておいたが、当然保存についても考えなければならない。CDに焼くにしろディスクに残すにしろ、全てを残すことは意味があるのであろうか。

 

時間がたった作品は見なくなるし、残しておいてもどこに自分の気にいった写真があるかを探すことはできなくなる。全てを残すことは全てを失うことに等しい。芸術家は気に入った作品は残すがきにいらないものは廃棄するものである。気に入った写真だけを選別して他を消去する勇気が必要であろことに気づく。一日に何百枚の写真を撮っても作品を選定することをしなければ、写真を撮るという芸術的作業に進歩があるはずがない。

 

最近はカメラの評価をすることよりも写真の評価をすることのほうが大事であることにやっと気づいた。デジタルカメラから始めた写真であるが、必要があれば銀塩フィルムのカメラも使うことも考えるべきである。突き詰めるとEOS 1Dを買うならEOS 1Vを買うほうがいいという考えも浮んでくるこのごろである。

[2001/11/07]

 

先週申し込んでおいたCOOL ONLINEの正規ユーザー登録が完了したとの連絡があった。早速D30のページをここにアップした。50M程度であるが、さすがに300Mはまだまだ使い切れない。ギャラリーのフルサイズもこのページにリンク変えした。さすがに有料サーバーである。応答も転送も抜群に速い。

 

ところで先週の撮影会で撮った銀塩フィルムの分の現像が上がってきた。露出に不安があったが、なかなかどうしてばっちりあっている。D30と中版645のリバーサルフィルムを比べるのはもともと無理があるのはわかっている。中版であるがゆえの解像度、そしてポジフィルムの色再現の鮮やかさはD30でも銀塩フイルムには及ばない。

 

今回はISO400の感度のものを使用たが、よく見るとフィルムの粒状感は結構あるものだなと認識させられる。ただデジカメのノイズと違い、明るさにはあまり関係なく、ノイズに色がついていないことである。銀塩の場合、ノイズという表現は不正確であり、まさに粒状感である。色の鮮やかさはデジカメのレタッチでは補正しきれない。照明と適正な露出で撮影することにより近づけられるのではないかと思う。やはり、電子的な表現は昔からネガをこえてもポジはこえられないといわれて来たが順位は変わっていないようである。

 

解像感に関してはこの粒状感から35mmフィルムではどうなのであろうか。デジカメも結構いい線にいっていると思う。

 

ギャラリーに一枚追加しておいたが、白バックと黒バックでは肌の色も髪の色も違っている。照明の色温度の違いであろうか。写真は実に面白い。今回の撮影会はいろんな意味で私にショックを与えた。

[2001/11/06]

 

撮影会で200枚程撮った写真のRAWデータを現像するのに二日間ほどかかってしまった。私のマシン(ペン4、1.7G)でも偽色緩和をつけると15秒程かかる。レタッチをいれると200枚のデータを現像するのは一仕事である。でも最初からJPEGで撮る気にはなれない。撮った写真をわくわくしながら現像するのは楽しい。

 

スタジオ撮影は初めてのことであったが、出来上がった写真の美しさはすばらしい。照明はさすがにすばらしい設備である。前にやっていた録音においてスタジオと普通の部屋では音質が全く異なるのと同様、スタジオと普通の部屋では格段の違いである。ただ明るく見えても露出の設定を見るとけっこう暗かったのは以外である。F1.2で1/90秒を確保しようとすると、ISO400に設定しなければいけないことも何度かあった。

 

今回も85mmF1.2Lのレンズでの開放を多様したが、これだけあけるとピントの浅さも、ものすごい。仕上がりのソフトさとボケ味には変えがたいが、MFでのピント合わせがほとんど不可能である。AFを使ってもピンぼけの連続である。やはり、EOS 1Dがほしい。かといってまだ買う気はない。操作性はともかくF1.2の開放ではD30の解像度で十分である。というか300万画素の解像度を必要とするのはごく一部のピントのあった部分だけである。

 

世の中では1Dのサンプル写真の偽色とモアレの論議が盛んであるが、前から述べている様にこれはデジタルカメラの現行方式の宿命である。偽色はモアレに色がつくことであるがこれは各色素子の配列により発生するもので画像処理で回避している様だが難しいことは想像できる。画像処理により、白黒の解像度は上げられてもカラー画面の解像度はあけられない。弊害は輪郭が不自然になったり、レンズの色収差を強調したりしてしまう。これはD30の絵を拡大してみれは同じであり、1Dが良くなる理由はない。私の場合は0.5のガウスぼかしをいれて緩和しているのはD30のページに書いてあるとおりである。

 

モアレ自身は整然と配列されたもの同士の干渉であるのでこれは画像処理では取りきれない。これらの問題を解決するには撮影時にぼかす、つまりローパスフィルタをいれるしかない。小さなCCDで400万画素の普及型はレンズの精度がとれないのか理論上の解像度はとれていない。かわりに偽色やモアレは発生しにくい様だ。レンズ交換式SLRではレンズの解像度は絞ればかなり高いので多少の高過疎化では対応できない。このクラスのデジタルカメラは解像度競走のさなかにあるのは不幸であり、みんな欲張りすぎている。本当の解像度はその1/4であることに甘んじるべきである。

[2001/11/03]

 

ギャラリーにもう一枚テスト写真をアップした。暗い環境ではやはりノイズが多い。これを解消するにはどうしてもストロボをつかわなければならない。以前の検討結果から鮮やかな色調を得るには、絞りを開かなければならない。Manualではシャッター速度と絞りがきまってしまうということで、Avモードにしたり、ストロボに布をかけて光をおとしてみたりして繰り返し撮影した一枚である。やはりデジカメのオートから始めた人間には写真撮影の基礎知識を学ばなければなかなか良い写真は撮れない。写真そのものには色々問題があるがテスト写真ということで容赦願いたい。

 

ところで、被写体はブローニー版のカラーリバーサルフィルムであるが、これば明日の撮影会で、タムロンがRF645を貸してくれるということで用意したフィルムである。撮影会のメンバーは皆減塩ユーザーで、ポジフィルムでの撮影をしている。合評会は12月であるが、ひとりで彼らの作品と戦わなければならない。最近ポジスライドをみたことはないが、遠い昔にみた記憶では彩度の高い美しい絵であった気がする。LCDプロジェクタでは不利であることは目に見えているが、この機会に中盤銀塩カメラとポジフィルムの実力を知っておくことが必要であろう。

 

アップした写真はポジフィルムを意識して、トーンカーブで色濃く、コントラストが高くなる様に調整してみた。

[2001/11/02]

 

昨日は画像をcoolにhtmlを使用してリンクしたと書いたが、直後ページ全体がアクセス不可能になり、今日になって普及したのであるが今度はhtmlリンクでも画像ファイルが見えなくなってしまった。さすがに敵もさるものという感じである。正規登録になれば問題は解決されると思うが、無料サーバーで論議してもしかたがないので、画像リンクをもとに戻すことにした。あまりこの手の話題を記入したくはないが、日記としてのつじつまがあわなくなるので一応報告だけ。

[2001/11/01]

 

一昨日はギャラリーのフルサイズ画面をcool.ne.jpの無料ページにアップし直接リンクしたところエラーになってしまい一瞬あせってしまったが、HTMLファイルを中間においてなんとか事なきを得た。

 

その後色々調べてみたが、coolでは画像ファイルや圧縮ファイルの直接リンクを最近禁止したらしい。理由はアダルトサイト等の違法コピーを無料プロバイダにアップして、使用しているケースが増え、そのためサーバーが高負荷となっていたための措置らしい。

 

無料プロバイダは広告収入で運営しているのに、広告も表示せずに直接リンクされたのでは、たまったものではないであろう。livedoorのサイトの負荷が重くなったのもそのためかもしれない。しがない個人のホームページがいかに多くの人に使用されていてもアクセスが遅くなる程に低下するとは考えられない。無料サーバの登録は本人確認があまいので、犯罪の温床になりかねない。この措置は当然のことかもしれない。

 

私自身もこのような使い方をしていることに引け目を感じていたので、有料サーバーに正式登録を決意した経緯もある。登録はまだ完了していないが、完了後はD30のページをまるごと移動したいと考えている。ホームはここのプロバイダに(義理もあるので?)残すつもりである。

 

ところで、自分の環境でのディスプレーのガンマを1.8に調整することにした。画面が明るくなり、ますます会社のCRTの表示と差がついてしまうことになるが、他の環境への受け渡しを考えての選択である。今後私の作品はさらに暗く調整されることになるであろう。

[2001/10/30]

 

最近hoops.livedoor.comの調子がどうも良くない。50MBの無料スペースを借りられるということで、ここの写真のフルサイズをアップしているが、どうも夜になると極端に読み出し速度が落ちるようである。FTPの認証も時々トラブル為、更新もままならない。やはり、50Mの無料スペースということで、利用者が増えすぎているらしい。

 

そんな訳で有料でも応答の良いプロバイダを物色中であったが、今回cool.ne.jpを利用することにしてみた。ここは20MBまで無料であるが、月500円で他に280MBのスペースを借りることができる。半年ごとに3000円強で気兼ねなく300MBを使用できるなら安いものである。早速契約の申し込みをした。一週間程度で利用可能となるらしい。無料の20MBは即利用可能ということで、ギャラリーのフルサイズだけは早速入れ替えておいた。まずまずの反応速度である。ただし、現在の所プロテクトがかかっていてHTMLにしかリンクできないので広告が入ってしまう。正規登録後は広告はとれる予定である。

 

ADSLにしてから、早いサイトと遅いサイトの差がはっきりとわかる様になった。現在契約中のACCA-OCNは使用者が少ないせいかバックボーンまでのスループットは常に1.3Mbps程度で1.5MのADSLとして良好である。8Mbpsのサービスも開始された様であるが、とりあえずこのままでいこうと考えている。バックボーンの向こう側がより問題が多いような気がする。

 

D30の色調に関する検討も継続中であるが、結論ずけるにはもっとたくさんの場面での撮影が必要であろう。今週末は2回目の撮影会がある。その準備も整えておかなければならない。

[2001/10/29]

 

接写サンプルをもう一枚ギャラリーにアップした。今回はストロボをたいてみた。EF25をつけての撮影なのでさらに倍率が上がり、絞ってあるので解像度もかなり上がっている。これだけ寄ると周辺部はかなりボケているが、これはしかたない。

 

ここで気が付くのは昨日アップしたMBの絵に比べてかなり色調が違っていることである。昨日のもののほうがはるかにやわらかい色調を示している。これだからストロボ撮影はきらいなのである。ポートレートをとってもストロボ撮影はみんな絵が硬くなってしまう。

 

ところで、伊東での撮影でF1.2のレンズと広角レンズでの色調の違いを実感し、説明がつかない状態であったが、今回近所を撮影して、絞りと色調の関係を検討してみた。F1.2から絞っていって(それに伴ってシャッター速度を増加して露出を適正に保つ)その色調を比較してみた。すると木々の緑がだんだんくすんで黄色というか茶色がかってくることがわかった。勿論絞るに従って解像度は増加してくる。これは写真の世界では私が知らないだけで、常識だったのかもしれないが大きな発見である。色調の変化は、木々の緑だけではなく、絞ると全体に赤みを帯びてきて、夕日を浴びた色調になる。

 

このことは緑が暗い場所できれいにとれるのに明るい場所では気に入らなかったことや、日中の撮影が夕日を受けた色調になってしまうこと、ストロボ撮影の絵が硬いこと等、いままで疑問に思っていたことを全て解決してくれた気がする。いままで自動露出AEをつかっていたので、明るい場所での色調が変化していた様である。1.2Lレンズの購入とマニュアル露出の使用でこのことに開眼した気がする。これからは絞りの値で色調と解像度がどう変化するかを推察して写真を撮ることができる気がする。勿論撮影後のレタッチでも色調は変化させることはできるが、RGB各色ごとのトーンカーブの調整は比較するものがないと、ほとんど不可能なほどしんどい作業である。

[2001/10/28]

 

エクステンションチューブというものを購入してみた。EF12とEF25の二種類、いわゆる接写リングである。マクロレンズを以前から物色していたのであるが、とうも明るいものや、焦点距離の短いものがないのが今回の購入理由である。これで手持ちのレンズを生かしてマクロ撮影が可能になる。

 

右のギャラリーにEF12を装着したサンプル撮影をアップした。さすがにF2.8のレンズは室内では手ぶれを回避する速度にするとISO800相当になり、ノイズの量もかなり多い。下の1.2LのレンズではISO400相当なのでノイズはさほどでない。ただ開放の撮影では周辺部にスミアというのかフレアというのかホケが発生し、ソフトフォーカスレンズみたいな感じになっている。明るい、短焦点のマクロレンズがない意味が遅ればせながら理解できる。望遠レンズへの実装ではもっと大きな絵か解像感よく撮れるようである。

 

マクロレンズとの相違はチューブ装着状態ではピントの取れる範囲が狭くなるので、このまま遠景を撮ることができない点であるが、接写を目的とした撮影では十分にマクロレンズの代用ができそうである。これで高価なマクロレンズの購入をしばらくは見送ることができる気持ちになったのはうれしいことである。

 

旅行シーズンをひかえ、どのレンズを常用にして、持ち歩くレンズをどれにするか頭をいためていたが、これで気持ちも決まった。持ち歩くレンズは17-35mmF2.8L、 85mmF1.2Lと70-200mmF2.8Lとすることにした。チューブのEF12も小さいのでバッグに入れることにしよう。カメラにつけておく常用をEF85mmでしばらくは様子をみることにする。EF28-70F2.8Lはもったいないがしばらくは家にしまっておくことにする。カメラを買い換えたときに必要になるに違いない。

[2001/10/27]

 

EOS 1Dのサンプル写真が一斉に解禁となったようである。パスすることを決めた私ではあるが、その写りは気になるところである。早速ダウンロードしてチェックしてみた。

 

いささか負け惜しみ的な感想であるが、D30に比べて画素数が上がった分解像度が良いということと一画素が大きくなった分だけノイズレベルが下がったというところが正直な感想である。その他の要因はD30に変わるところはないと思われる。

 

世の風評では諧調性が良いとかISO800でも常用できる等であるが、これらは多分に使用レンズや撮影時の露出の最適性につきると思う。ただ多少上がった解像度と低ノイズレベルは最終的な絵作りに大幅な改善を与えることはD30のレタッチを繰り返してきた経緯から同感できる。

 

最近認識ことではあるが写真を撮る時露出をAutoにしてはいけない。Autoは大半の状況で良い結果をもたらす様に設定されているが逆光下では悲惨な結果をもたらす。これを避ける為私の場合常にRAWで撮り、レベルを調整しているがやはり撮る時に適正な露出を与えないと広い諧調を有効に利用することができない。RAWでない場合の諧調の表現はキャノンのファームによることになるが、この表現はAutoによる最大公約的な処理となってしまうので、最終出力は画一的となってしまう。JPEG出力をレタッチすることも可能であるが8bit化されているため大幅な調整は不可である。

 

またダイナミックな諧調を確保するにはそのノイズレベルの低さも重要なポイントである。時間的なノイズすなわち長時間露光でのノイズはその原理から銀塩にかなうことはありえないが二次元的なノイズである素子のばらつきは銀塩を超えてきていると思われる。ただその出方の性質が異なるためどちらが良いかということはいえないが、どちらにしても少ないほうが表現の自由度が増す。

 

CMOSの素子ごとのばらつきはCCDのそれよりはるかに大きく、D30では素子ごとの調整でCCDのノイズレベル以下まで下げている。ただ温度変化や経年変化で低い確率であるが外れる点が発生している様でこれがCCDレベル程度のノイズになっている様である。1Dのサンプルを拡大してみるとD30よりもノイズが素直に感じられる。同系色のノイズは多少のぼかしで全くなくなる.しかし色が混じっているとノイズが偽色となって色のついた縞模様になっているのが残念である。

 

操作性において大きな改善がなされているので1Dは買いであるが、ノイズレベルと解像度の関連から言うと35mmフルサイズと600万画素CCDというところがこのクラスのデジタルカメラの行き着くところではないかと最近思う。

[2001/10/25]

 

伊東での写真をD30のページにアップした。現在持っているEF17から200mmまでの三本の2.8Lレンズでの色調と85mm/F1.2Lのものと比較してみたかった。

 

EF85mmは屋外での撮影でも上記2.8Lのレンズとは違った色調を提供してくれる様だ。また絵がすごくやわらかい。そして木々の緑が美しい。この色のりの違いはどこから出てくるのであろうか?以前からEF28-70mm/F1.2Lで撮った直射日光下の絵の緑が気にいらなかった。色相やガンマ、各色のレベルを調整すると緑に対しては調整できるのであるが、他のものがとんでもない色になってしまう。

 

解像度は2.8L程良くないことがその理由かもしれない。細かな色の変化がCCD(CMOS)の画素配列との干渉やその処理方法に問題があるのかもしれない。銀塩ではこれほどの差は出ない気がする。

 

これとは直接関係ないかもしれないがD1XのサンプルやD6000のサンプルで周辺のレンズ色収差とCCD配列が干渉して強調されたと思われる色輪郭が気になる。CCD解像度がレンズ解像度をはるかに越えればこの様なことはなくなると思えるが多少の高画素化は逆効果かもしれない。ただ、こんなことを勝手に思っているのは私だけかもしれない。

 

いずれにしても今回の撮影で85mmを常用レンズにしたい思いが強まった。持ち歩くのは他に17-35mm/F2.8。そして0-200mm/F2.8。また多少暗いのが難点であるが180mmのマクロレンズを狙っている。またまたレンズ地獄へはまりそうである。

[2001/10/20]

 

昨日は伊東で泊り込みの宴会に行ってきた。宴会のため集合写真がメインであったが翌朝何枚か景色を撮影した。作品は2−3日中にアップしたい。

 

今回はsRGBに変換した写真が届いたのでその結果報告と色調整に関する試行錯誤の報告である。さて届いた写真であるが、さすがに今回はディスプレーの色調にあっている。しかし絵が全体に明るく白が飽和ぎみである。

 

現在作業環境はディスプレー付属のプロファイルを使用しているのであるが、この色空間をsRGBに変換するときの変換がうまくいっていないようである。この原因は添付プロファイルが実際に目にみえる状態を反映していないのか、色空間の縮小プロセスに問題があるのか不明である。またD30の出力プロファイルがsRGBであるのに自分の作業色空間にそのまま読み込んでいることにもひけめを感じていた。

 

そこで今回はAdobe Gammaを使用して、作業環境をsRGBにしてしまうことを試みた。さすがにsRGBにするとWebから読み込む写真も落ち着いた感じになる。この状態でPhotoshopによるRAW現像の写真色調もかなり違っている。何枚が現像しなおしてみると、これが本当なんだったと思えるほどの再現性を示すものもある。現像後の色修正もほとんどの場合必要がないようである。

 

ギャラリーにsRGB現像した花の撮影を1枚追加した。今回は作業環境がsRGBなので変換作業が省略できる。他のギャラリーの写真とD30のページも追って更新するつもりである。

[2001/10/17]

 

この所EF85mm/F1.2Lに凝っている。EOS !Dの購入を大きいという理由だけで、パスしてこのレンズを購入した訳であるが、このレンズは大きく重さも1Dの増分をはるかに超える。こんなレンズを常用レンズにしたいと思っているのは、他人からは異常に見えるかもしれない。

 

このレンズの描写力は現在保持している17mmから200mmまでの3本の2.8Lレンズとは違った絵を提供してくれる。その明るさからくる被写界深度の浅さはポートレートを撮ったときの適度な肌のボケを提供してくれる。この間の撮影会ではプロの大先生がライカのソフトフォーカスレンズを自慢していたが、ポートレートは毛穴まで写すことが主目的ではない事を納得できる。まさしくポートレート用のレンズとして最適である。

 

ここ数日はマニュアルフォーカスのとり方で何十回と自分の部屋を撮影し、現像レタッチを繰り返していた。MFは他のレンズに比べて格段に難しくMFでもUSMで動かすのでピントリングをあっちこっちあわせていると電池の減りも半端ではないようだ。なんとか実用レベルに合わせることができる様になったと思うが実際の場面ではどうなるか試してみないとわからない。フォーカス点の少ないD30ではポートレート撮影ではMFをマスターしておかなければならない。

 

このレンズの良さはポートレート撮影だけではない。開放時でもフレアが少ないことで屋外の撮影でも威力を発揮する。対象物に露出を合わせると周りがオーバーになるが対象物を撮りたいのであれば気にすることはない。D30現像特性はオーバーぎみでは全体にしらけた絵になるが、この状態で現像時にガンマを下げると対象物にすばらしい色合いを提供してくれる。

 

このレンズは他の3レンズに比べて決して解像度は高くないが屋内、屋外を問わず対象物がはっきりしている場合にいい絵を提供してくれる。JPEGからの変換も不可能ではないがRAWの12bitをPhotoshopにインポートしたほうがはるかに自由度が高く、広いラチチュードを体感できる。またこのレンズを使う限りD30の300万画素以上の解像度を必要としない。

[2001/10/14]

 

色空間の埋め込みをAdobe RGBにしてみたが、やはり色が薄すぎる気がする。今度はsRGBで試行することにした。ギャラリーとD30のページの”横浜 by EF85mmF1.2L”の写真をsRGBの設定でアップした。個人のホームページではあるが公共の場で色々試すのは仕事ならおこられるとろろであるが、大目に見て付き合い願いたい。

 

公共の場という意味で色表現について悩んでいるのは私だけではないらしい。先ごろ公開されたEOS 1Dのサンプル写真も色管理なしで公開されたが、最近のものはsRGBが埋め込まれている。USAサイトのものはAdobe RGBが埋め込まれているがブラウザで見ると色が薄いと非難されている様である。

 

EOS 1DではsRGBとAdobe RGB等の設定が可能の様でユーザへの色管理を強制する方向にあるようた。今後色調を論議するには色管理されたテーブルでの論議をしなければ論議がかみあわない。

 

さてD30のデバイスプロファイルはというとどうやらsRGBに会わせてある様だ。ただsRGBだとすれば全ての条件でいつも良い状態であるともいえない様だ。私のデバイスプロファイルは中間調の青が強いようであるが、このほうが現像した写真が美しいような気がする。新しい1D用現像プラグインはD30もサポートしているのでこれも試してみたがかなり色調が変わってきている。いずれにしろ自分の作業環境上で調整してから標準の色空間に変換して出力する方法をとることになる。

[2001/10/13]

 

撮影会の写真をネットプリントでオーダーしたものが届いた。色が私の作業環境とだいぶ違う。最初はショックであったが良く見ると黒が私の作業環境では多少青みを帯びているのに対して純粋な黒になっている。(今回は黒バックのポートレートだった)これぞsRGBの色空間とD30現像パラメータ条件における表現なのだと改めて認識させられる。

 

多くの場合、私の作業環境ではRAW現像後、青が強すぎる絵が多かったのでレタッチを繰り返していたのであるが、今回はD30で撮ったものが私の作業環境で好みの色調が得られていたので、修正をほとんど行わなかった。そのままで私の15インチLCDとPM-900Cでの表現は十分満足のいくものであった。ただこれは自分の環境だけで通用することで公共の場では通用しないということである。

 

ここまで来ると色管理を行わなければ、私の写真の色に対する追求も先に進まない。色空間をsRGBに変換してもう一度ネットプリントに出してみることにする。結果はまた来週中には報告できるであろう。

 

色管理に関連してホームページ上の写真が他の環境で色調が変わってしまうという事も検討課題であったが、いままでsRGBに変換してアップすると色管理されない自分のブラウザでみると色調がかなり変わってしまうので踏み切れないでいた。特に色の濃い絵では全く外ししまっている。多くの環境でそこそこ見れて管理された環境で正しく見れる方法を検討していた。

 

今回はAdobe RGBを使うことを試してみることにする。Adobe RGBに変換された絵は色調が薄くなるので、どの端末で見てもそれほど違和感を感じない。設定されたプロファイルでPhotoshopに読み込んでもらえばこちらの作業環境と同じ色調が得られるはずである。今回右のギャラリーの写真をAdobe RGBに変換してアップしてみた。結果がよければ他のページもこの方法を使うよう変更しようと思う。

[2001/10/11]

 

二日間のサーバメインテナンスが完了した。メールのアクセスも不可となったので、メインプロバイダとして使っていると丸々2日の停止はつらい。

 

前回報告の撮影会の結果は私の写真の撮り方に大きな影響を与えた様だ。大先生の教えは、写真はポジで、ポートレートはISO400で、露出及びピントはマニュアルで撮ることが基本であるとのこと。最初のポジはデジタルカメラの私には当てはまらないが、他は言うことを信用しないで、ISO100、AE、AFで撮りつづけた訳であるが、その結果はすぐに出てしまった。

 

私がISO100にこだわるのはノイズの少なさであるが、F1.2Lをもってしても1/90のシャッタースピードを確保するのは難しい状況が多い。いくつかの状況下で撮影を行ったが、AEの私は、その都度設定を変更しなかった。暗い状況では手ぶれの連続であり、逆光や周りに明るいものがあると顔が暗くなってしまった。手ぶれは直し様がないが、顔の暗い部分はレタッチでなんとかなると思っていたのであるが、レタッチしてみるとなんともノイズが多く諧調の取れない絵となってしまった。

 

写真はやはり撮る時の条件で全てが決まってしまう。ポートレートの様に事前準備ができる環境では撮影時に万全の準備を怠ってはならないことを痛感する。撮影時の条件で、露出とシャッタースピードを決定しそれからマニュアルで設定して撮影すべきであることを学んだ。そのためにISO400に設定しなければならない時には設定すべきで目的物の明るさに合わせておけば後でレタッチするより、はるかに良いノイズ特性とラチチュードが得られることが撮影後なんどもテストして良くわかった。

 

ピントに関しても手前のコーヒーカップにピントが合って目的の顔がピンぼけになってしまっているものも何枚かあった。D30のAF特性のせいにするのは身勝手である。ファインダー内のAF点に会わせていない不注意のせいである。私はAF点を中央固定にしているのでピントを合わせてから構図をきめなければならない。ピントもマニュアルにすれはこの点が改善されるのであるがさすがにD30のマニュアルフォーカスはきつい。もちろんこれはLCDの拡大表示でわかる程度のズレではなく15インチのディスプレーでさらに拡大しないとわからない程度のものであるが、これが合わなければ画素数とか解像度を言う資格はない。ここ2−3日そればかりの目的で試し撮りしているが、到底AFにはななわない。D30のAFは目標をはずさない限り正確である。ファインダの視野がちぃさいD30では当面AFを使うしかない。

 

とはいえいい写真もたくさん撮れた。プリントを取りにいったが仕上がりがまだであった。明日になるらしい。

[2001/10/08]

 

米軍のアフガン攻撃が始まったようである。さてそれはさておき、今日(昨日)は以前報告したクラブのフォトコミティの主催する撮影会に参加してきた。参加者は5−6名であったが、女性ポートレート写真では著名なプロの大先生がついており色々親切に教えてくれた。

 

ただやはり本格的写真の会はやはり銀塩の世界で、ライカレンズの話で盛り上がる会である。ポジフィルムの使用を原則としており、デジタルは私一人であったが、合評会での環境をそろえることでデジタルでの参加を認めてもらった。

 

モデルは日本人とアメリカ人女性の二名でクラブ内で撮影会となった。撮影会など私にとっては始めての経験ではあった。やはり太陽光が入らないと暗く、照明をつけても手ぶれの連続である。EF28-70mmF2.8LではISO100で使い物にならずEF85mmF1.2Lを購入したのは正解だったようだ。D30に85mmは望遠すぎるかと思ったがスタジオのポートレートにちょうど良い感じである。

 

肖像権の問題があるのでここに掲載できないのは残念であるが、顔のない写真が一枚だけあるのでギャラリーに掲載した(ほんとうはこれでもよくないらしいが)。先生の教えではISO400にしろとの事だったが、ほとんどISO100で撮っている。WBは照明が太陽光と同じ色温度のものを使用している様で、太陽光現像で支障がないようである。-2EVでアンダーに撮ることも試してみたが、後の色処理が難しい。すなおにISO400にセットすべきであったかもしれない。月に一度ペースの撮影会で来月はヌードらしい。

[2001/10/03]

 

今日調整なしでのネットプリントを受取ることができた。取りに行かなければならなかったが、郵送よりも実質的に一日早く受取ることができた。さて肝心な仕上がりであるがさすがに期待以上できであった。

 

PM-900Cプリントアウト、ディスプレーの表示と今回のものと見比べてみたが、仕上がり具合はPM-900Cよりもはるかに良い。ディスプレーとの色調の一致までほとんどのものはPM-900Cより一致している。やはり暗い部分の諧調表現はPM-900Cに問題がある様である。

 

ただ僅かではあるが、ディスプレーと比べて青がやや弱いところが見られる。プリンタの方が忠実なケースも1、2枚ある。自分のシステムでは、ディスプレープロファイルをプリンタにひきついでいるのでプリンタの表現範囲を超えない範囲では忠実である。ホームページへの転送や写真の注文にはプロファイルを埋め込んでいない。これ以上の忠実な色再現はプロファイルを含めての受け渡しが必要になるということであろう。

 

ホームページの掲載分へのプロファイルの埋め込みについては今後の課題であるが、色管理のない環境での多くの端末で忠実な色を見せるのはやや困難な気がする。特に色の濃い絵はちょっとの違いが極端な不自然性を生むことになるので難しい。いっそAdobe RGBにすれは色管理のない環境では色が薄くなるのであまり不自然性はないし、意図をみてもらいたい場合はPhotoshop等に読み込んでもらうのもひとつの手かもしれない。

[2001/10/02]

 

EOS-1Dの購入断念を決めたとはいえ、やはりその性能は気になるところである。サンプル写真や評価もぼちぼち出始めているが、機会をみてまた心の動揺を報告したい。

 

今回は、ギャラリーに85mmF1.2Lでの絵をもう一枚アップした。何の変哲もない風景スナップであるが、実はこの絵はかなりの逆光状態で撮ったものである。勿論そのままでは青かぶりしているので中間調WBで色調を再現している。このレンズ実は逆光にかなり強ようで、フレアもゴーストも全く発生していない。EF28-70F2.8Lはもっとひどい状態だったと思う。

 

最近レンズの色のりの良さは何できまるのか考えている。レンズ内の乱反射が結像画面に余計な光を与えるため色のりが悪くなるのではないかとも思っている。そうすればこのレンズの色のりの良さも説明できる気がする。

 

そういえばネットプリントを受取る前にエプソンがPM-950Cを発表した。解像度が倍になったことと2pLのインクジェットしか使用しないということで、肌のくすみ、黒の浮き上がりなど今までの不満を解決しそうである。ホームページを見ていたら2880dpiでは辺なし印刷ができない様な記述があり、真偽のほどはわからないが、以前MC-2000を辺なし印刷ができないことで購入断念した経緯があるのでこれもまた今回は断念かなというところである。購入決定はよく調べてからのほうがよさそうである。

[2001/09/30]

 

前回YahooからのFuji Filmへの注文で期待どおりにいかなかったと報告したが、Fuji Filmが直接行っているネットサービスを見つけたのでこちらに注文してみることした。ここでは、色補正なしでプリントするオプションがあるようで、受け取りはお店になってしまうが、通勤途中の東急ストアに設定して発注した。また受取った時に報告したい。

 

ところでADSLも急激にユーザーが拡大している様である。現在使用中のACCAも8Mの接続サービスを開始するようであり、料金も3900円からマイライン複合で2900円程度になる様である。現在1.5Mで契約しているので8Mに変更すれば2倍程度のスループットの向上は見込めるがモデム交換など多少面倒なのでこのまましばらく行くことにした。普及と競走によりどんどん料金が安くなることは好ましいことである。

[2001/09/28]

 

9月12日に書いたように、YahooからのFuji Filmへのプリントの結果に気をよくして、EF85mmF1.2の結果を10枚ほど発注してみた。ところが今回は散々な結果である。色調は激しくはずしているし、コントラストが強過ぎてほとんどが白とびしている。

 

こんなはずではとPM900Cで印刷してみるとこちらのほうがずっとディスプレーの色調に近いし、白トビもせず美しく仕上がっている。どうしてこんなことになってしまったのであろうか?前からわかってはいたが、プリンタによる自動補正をしているらしい。Photoshopの自動レベル補正もそうであるが、全体の色調がかたよっていると平均値(グレー)になるようにホワイトバランス(WB)を調整してしまっているようだ。コントラストに関してはどうなのであろうか?Photoshopの自動レベル補正や自動コントラスト調整でもこんなにはならない。確かに今回の絵は以前のものに比べコントラストは強い。一般的な写真はこのぐらいの調整をしないときれいにならないのであろうか。

 

絵がきたなくはなっていないがせっかく得られた微妙な色調やホワイトバランス、苦労してあわせた絵の雰囲気は全く台無しである。やはり、ネットプリントではまだまだこんなものなのか。色空間の指定までしてネットプリントができる日はまだ当分こないのかもしれない。

 

これでインクジェットプリンタの紙選びと色調調整から開放されるかと喜んだのもつかの間であった。またプリンタの更新と新しい用紙がでるのを待つ日が続くことになる。EOS 1Dではないが新しいデジタルカメラがでるのを待ったり、より早いCPUが出て機種を更新しつづける作業は一生続くに違いない。

[2001/09/25]

 

多くの人が待ち望んだ(?)EOS1Dがキャノンから発表された。多くのプロと呼ばれる人達もその第一報はかなりの好感触である。大まかな仕様は以前うわさされたとうりであるが、その使いやすさは現在のデジカメの最高級であるに違いない。

 

私はといえば、早々と購入断念しレンズへと走ってしまったわけであるが、自分の気持ちを整理する意味でここに理由を記しておきたい。断念した理由は第一にその大きさである。最初にD30購入を決意したのはD1やS1proと比べてそのコンパクトなホディにひかれたことを思い出した。ここ何度も述べているように私の撮り方は速写性を要求しない。この性能のためにCMOSではなく、CCDを使用し結果バッテリが大きくなりその形状が大きくなってしまったのは残念である。Ni-Cdバッテリは私の中ではあまり良い印象もない。

 

次に感じるのは色空間のサポートが豊富になったことであるが、RAWとISO100以外使用しない私にとってはなんの意味もない。色空間が広くなったから色がきれいになるわけではない。色のりのよさはレンズにかかっているし、色調の変化はレタッチによってどうにでもなる。このためにはノイズの少なさが要求されるし、ISO200以上ではガンマを大きく変えるとノイズが浮き上がってくる。各点ごとに調整されたD30のCMOSとこのサイズのCCDのISO100(のものはあまりないがあるとすれば)のS/Nはほぼ同程度と思えるが、1Dは特別の設定をしないとISO100にはならないらしい。サンプル画像も公開されているが、ISO200でかなりJPEG圧縮されているのでノイズは識別できないがJPEGノイズの出方から見てやはりISO200の一版的ノイズレベルにあると思える。

 

今現在D30にある不満はAFシステムを含めたファインダの貧弱さである。この点について大幅に改善されているので、これだけで購入の価値ありと思っていたがその形状の大きさと重さが断念を決定させた。1Vと同じ様に縦位置グリップが着脱式だったら購入をきめていたに違いない。

[2001/09/24]

 

D30ギャラリーにもEF85mmF1.2Lの写真を2枚ほど追加した。

 

一枚は横浜 by EF85mmF1.2Lのおまけであるが、もう一枚は室内撮影で古いマザーボードを1.2Lでとったものである。1.2でも1/60のスピードになってしまうので手ぶれを防ぐ為 -1EVで撮影し現像後レッタッチしている。この写真はプリント基板面にピントを合わせているが、1cm程のコネクタ上面は勿論5mm高のROM上面でさえボケている。

 

ただピントの合っているところではD30解像度まで表現できているし、周辺部でも収差は感じられない。ポートレートの写り具合はまだ紹介できないが、やはりこのレンズはいい。

[2001/09/22]

 

EOS 1Dがやっと25日に発表されるらしい。発表前からその概要はネットでかなり明らかになっている。私は今回はパスすることにした。理由は発表後にコメントしたいが、購入断念を決めてからEF85mmF1.2Lをポートレート用に衝動買いしてしまった。

 

購入後試撮りをしてみるとこのレンズは実にすはらしい。いままで17mmから200mmをカバーする3ズームLレンズを使用してきたがさすがに単焦点の明るいレンズはそれ以上にすばらしい。前玉を前から見ているだけでもわくわくするレンズである。写り具合はボケ味の滑らかさ、色のりの良さも最高である。自分の顔を写してみてもその写り具合には惚れ惚れする。前記3Lレンズとは全く違った絵を作ってくれる。

 

ポートレートはすぐには試せないので、みなとみらいへ出かけてきた。D30のページに数枚を掲載したので是非みてほしい。望遠の画角なので、景色を撮るには多少苦しいが常用レンズにしたいと思うほどすばらしいレンズである。

[2001/09/19]

 

ADSL導入によりインターネット環境は快適になったが、それに伴いネットワークの先での障害が見えてくる。これまで会社のインターネットアクセスは昼休みになると全く動かなくなりバックボーンの速度より、バックボーンに届くまでの線の細さを嘆いていたものであるが、家からのアクセスではバックボーンまでの接続はまだ加入者が少ないせいか公称値どおりのスピードが確保できている。

 

先週の日曜日だったか突然ここのプロバイダWTCとの接続が悪くなりpingテストでもタイムアウトを繰り返し応答を得られても800msec程度のレスポンスになっている。この状況はWTCだけでなく他の数箇所も同じ症状なのでWTCの問題ではないようである。大半のプロバイダへのアクセスは問題ないのでバックボーンからWTCを含んだネットワークのトラフィックが込み合っていると思われる。日中この状態が続いたが、午後7時すぎに回復しping 50msecを安定して得られるようになり、その後はなにもなかった様に快適である。WTCを含んだネットワーク内の、あるサーバへのトラフィックが集中したためであろうが、その後なんともないというのは一体何だったのであろうか?

 

一月ほど前ワーム・コードレッド感染により会社のネットワークが障害を受けメールシステムが止まってしまったことがあるが最近はNimdaが猛威をふるっている様である。IISセキュリティホールを狙ったワームはネットワークに大量のデーだを送り出す様に設定できる様であるが、これによる影響だったのであろうか。サーバではないが常時接続になった以上ウイルスチェックをこまめに行う必要がある。

 

現在ACCAネットワーク内ということでルーターのパケットフィルタリングを設定していないが時間を見て設定をしなければならない。もっともこれによってワームが防止できる訳ではないが、最小限のセキュリティ確保は必要である。

[2001/09/12]

 

世の中はたいへんなことになっている様である。この件については色々書きたいこともあるが、このページではD30写真ねたに限定したほうが良いであろう。

 

前回書いたYahooフォトアルバムからのプリントサービスで注文した写真が到着した。結構きれいに仕上がっている。PM-900Cで印刷したものよりははるかに良い。感じとしてはガンマが暗めになっているがプリンタのような肌のくすみは感じられない。遠くから見てもくっきりした感じがする。拡大して比較した場合プリンタではどうしてもでてしまう縞模様がない。決定的な違いは中間色から黒への階調の変化が自然な点である。PM-900Cでは黒へかけての諧調の変化がうまく再現できていないことを改めて認識させられた。

 

コストに関してはLサイズ(50円)はプリンタ使用とほぼ同価格であるが、2Lサイズ(150円)とコスト高になり、A4サイズ(1000円)にいたってはかなり高価である。通常の写真プリントの相場を知らないのでなんともいえないが、サイズに比例した価格になっていても良い気がする。今後2Lサイズまでのプリントは自分でやるより、注文することにしたい。支払いもコンビニでできるので便利である。

[2001/09/09]

 

ADSLにしてからネットへのアクセスは快適である。実質の速度は良いときで700kbps程度しか出ていない様で300kのブロードバンドストリーミングは困難なこともあるが、静止画の転送には時間を気にせずにできる様になったのは大きな利点である。

 

Yahooのフォトアルバムと富士フィルムがプリントサービスを開始したので早速写真をアップして3枚ほど注文してみた。2Lサイズで一枚150円とのことでどのようなものか2−3日の内に受け取れるので、また報告したい。

 

これまで自分ひとりで写真をとって楽しんできたのであるが、他の人たちとともに楽しみたいということで現在加入している(高級?)会員制クラブのフォトコミティーに参加することにした月一度程度の撮影会も行うということで自分の趣味の拡大という点でプラスになればと思っている。

[2001/09/03]

 

夏休み中のマレーシア旅行の写真をやっとアップすることができた。D30のページに9月一日付けで3項目。6.バンコク・パタヤ 7.マレーシアと 8. KOI in Malaysiaの三項目で、役20枚程度の更新である。やはり、Livedoorの50MBとはいえホームページのファイルサイズ不足ということで前回までの分は削除せざるを得なかった。今後マイアルバムの方にバックナンバーを残すことにしたい。またリンクアイコンを復活させなければ!

[2001/08/31]

 

夏休み分の写真130枚の現像とプリントアウト2週間かけてをやっと終了した。一週間の旅行で160Mのレキサメディア3枚にD30のRAWで記録していたが、実際これ以上撮っても整理がつかないだけになるだろう。ホームページへのアップは今週末の仕事になる。

 

ADSLの導入から一週間になるが、結構多くの人がブロードバンド環境に移行してきているようだ。NTTも数年前にISDNの影響を受けてADSLは使用が限定されると導入をしぶったが、ここにきてヤフーBB等の値下げ攻勢におされて自らADSLを拡大している。ここにきてデーター通信利用の目的で順調に伸ばしていたISDNの増加が止まっているらしい。光ケーブルまでのつなぎと評価されるADSLであるが、ユーザーが現在安価にブロードバンドを導入できる様になったのは喜ばしい。ただ今回のADSL普及は一年前には予測できなかったことであり、これらのインフラはユーザーの希望よりも、政治や大企業の都合で進行していくのはなにか納得できない。

 

ワイヤレスの高速化も進行中であるがWCDMAの384Kデータもでてくるであろうが、料金設定が普及の鍵をにぎる。PHSの高度化によりデーター通信も1M程度がここ1-2年のうちに実現できるであろうしモバイル通信もブロードバンド化へ進展。Bluetoothの開発もさかんであるが現在のところ128K程度と速度的には見劣りする。もっともこれはHeadsetや自動車内の携帯電話通話のHands free化用に同期音声を送る目的には十分であろう。データー利用はやはり無線LANか?。

 

今日も株価が安値を更新したらしい。メーカーはこの不況を理由にリストラを推し進めている。構造改革のいたみが自分の身にふりかかる前にIT需要の拡大を切に希望している。

[2001/08/27]

 

夏休みのタイ・マレーシアの写真の整理もつかないまま、今回はADSLの導入報告をしたい。最近になってここのプロバイダであるWeb-pのフレッツ対応が発表されたが、その前にフレッツにみきりをつけて、ACCA(NTTコミュニケーション)のOCN-ADSLを申し込んでしまい本日開通となった。

 

さすがに快調そのものである。なによりも電話料金を気にしなくてもよい。タイムプラスをつかっても通話料は4000円を超えていたのでコストが増えることはない。ただ私のホームプロバイダはここWeb-pなので、別プロバイダになるとホームページの運営に対する障害は予想以上であった。FTPが使用できない事と、ここからのメール発信ができないことがわかり、ちょっとショックである。

 

代替の方法も存在するので、しばらくはダイヤルアップと共用し、フレッツ対応になった時点でフレッツADSLに切り替えたいと思う。それにしてもADSLは快適である。皆様も一刻もはやくADSLに切り替えることをお勧めする。

[2001/08/20]

 

夏休みの為、ちょっとの間更新がとぎれてしましました。今回の休みは足を伸ばしてマレーシアまで足を伸ばしてきました。帰ったばかりなので、作品集のアップは来週になってしまうと思いますが、KLの一番有名なツインビルの写真を一枚ギャラリーにアップしました。

 

やはりマレーシアはイスラムの国、タイとは人も景色もかなり違いました。クアラルンプール(KL)はシンガポールの方が近い感じ。言葉は英語で不自由は感じませんでした。

 

日本の夏はどうだったのでしょうか?いつも東南アジアから帰ると日本の方がむし暑く感じるのは私だけでしょうか。とりあえず報告まで。

[2001/08/03]

 

今週もWB調整の試行錯誤に明け暮れた。いままでとったRAWデータのレタッチを数百枚繰り返すうちにその傾向がだんだん明らかになってきた。

 

D30の太陽光現像はハイライト部の白は正しい。中間調の白(灰色)は青が強く赤が弱い。くもり現像では中間調は性格であるがハイライト部分は逆に赤が強く青が弱い。レベル補正での調整では黒レベルがを各色ごとに合わせないと、画面にしまりがない。特にプリントでは黒レベルのバランスが重要である。

 

これらの結論から太陽光とくもりでは、プロファイルをひとつ作れそうであるが、今回は輪郭補正8ビット化も含めてバッチ処理を作成した。この処理はD30のページーレタッチのページの最後に追記。

 

昼光下における写真をこのバッチで処理してみたがほとんどの場合色調が向上している。D30の写真はレタッチにより、まだまだ美しくなる。

[2001/07/26]

 

中間調のホワイトバランスのとり方をPhotoshopとレタッチのページにアップしたが、これを覚えてから、色調の調整が自由自在になった気がする。この2-3日過去の写真をRAWからの現像とレタッチを再度繰り返した。画質は前回の現像と比べてはるかに豊かな色調を再現できる様になった。

 

D30の白レベルWBは太陽光現像の状態でよく調整されている。従って太陽光現像で再生された画像はさらにWBの調整をしようがなく、全体の色調が気にいらなくともがまんせざるを得なかった。勿論RGB各チャンネルのガンマをいじることにより色調が変化することはわかっていたが、理論的に調整結果に対する根拠がなくこの調整はタブーに思えた。

 

今回中間調のカンマが日陰の白で合わせることができることを発見してレタッチ技術に幅ができた。これはいわゆるかぶりの除去のテクニックである。晴れた青空のもとでの遠景はかなりの青かぶりである。どちらが見た目に近いのかは別として、この青かぶりを取り除いた画像の色調には目をみはる。

 

今回この方法で過去のRAWデータを現像しなおしてみた。この結果調整はいつも同じ方向にあるわけではなく、同じ時間に撮影したものでも撮るもの場所により補正量がかなり異なることも大きな発見である。補正なしできれいに写っているものは実際に補正量もほとんどないことをみてもこの方法に誤りがないに違いないと思えるのである。

 

レタッチ後のものをPM-900Cでプリントアウトして試してもみたが、プリントアウトのほうが調整にシビアである。多少気合をいれてやらないと不自然な色が残ることがある。このレタッチも最後の詰めはやはり主観にたよるところが大きい。機械的な調整ではなくトーンカーブを使っての各レベルごとの各チャンネルの調整までやる必要のある絵もあった。それにしてもRAWで保存しておいてよかったと思う。JPEGからでもこの方法が使えないこともないがやはり微妙なところは16bit階調での調整が有利である。

 

最後に右ギャラリーにあるシンガポールの写真を再レタッチして最上段に追加した。ほんとうにいままでなにをやっていたのだろうという気持ちである。

[2001/07/18]

 

D30のページ、PhotoShopとレタッチの項目を更新してUPした。全面変更である。今回はホワイトバランス(WB)に力をいれてのかなりの大作である。3日ほどかかってしまった。やはり文章にまとめるということは自分にも考えかたの整理がつくものである。

 

最近チラホラと新しいキャノンのSLRのうわさが流れている。発売されたら是非真っ先にほしいとは思うが、やはりそれなりの金額を用意するのは苦しい。現在手持ちのレンズを使えることは救いである。新しいボディを手に入れるには、昨年D30とレンズを購入した程の出費はかからないであろうがやはり苦しい。

[2001/07/15]

 

D30のレタッチ第二弾、今回はWBについて。このところWBを太陽光に固定してRAW現像時に太陽光・電球・蛍光灯に指定して現像ればそれなりの結果が得られ、WBに関する不満はなかった。しかし、シンガポールの強い日差しの中で撮影する機会があり、日差しの強さが異なっても同じ太陽光の設定で良いのかという疑問をもち始めた。これを機会に、ここ2・3日WBの調整について検討してみた。

 

ただ私の場合、撮影前に色々設定するのはいやなので、あくまで撮影後Photoshopを使って調整する方法を試みることにした。後処理のWB調整としては色調調整のレベル補正でスポイトを使っての白点指定の方法が一般的であるが、オーバーになったものや白点の存在しない絵では不可能である。今回は飽和しない白を含む絵を使ってRGB各チャンネルごとの最大値を調整しこれを記録し、他の同環境で撮った写真に適用する方法を使用する方法で良い結論を得ることができた。詳細な方法はD30レタッチのページに掲載しようと思っている。

 

その結果シンガポールの強い日差しでは太陽光現像から10%程度B-chを増加、逆に曇りでは太陽光現像からR-chとG-chを10%増加するのが良いことがわかった。なによりも驚いたのはホテルの室内の撮影ではD30の電球設定では満足な結果は得られず、これからかなりの補正が必要であることがわかったのも大きな発見である。

 

今回のWB調整方法の使用により、自信を持って色調の調整を行えるようになったし、最終的に得られた結果も以前よりはるかに色調が向上した。世の中ではカメラごとのプロファイル設定も論議されている様であるが、光源の色温度により色調は変化するのであるからすべてをプロファイルで解決するなら無数のプロファイルを使いわけなければならないであろう。レタッチ技術はまだまだ奥が深い。

[2001/07/13]

 

D30の作品ページの更新も済み、あと一ヶ月は旅行の予定もないので、レタッチに関してもう少し検討することにする。最近、若干レタッチ方式を変更したのであるが、変更後A4サイズでのプリントを行ったがどうも解像感がない。最初の処理で0.3ピクセルのぼかしを加えたためアンシャープマスクによるシャープネスのききがかなり落ちてしまった様だ。

 

この問題は最終品に1.5ピクセル100%のシャープネスをさらにかけることにより解決されたが、やはりプリントサイズに合わせてシャープネスをかけてからプリントすべきとの定説どおりである。ただ一旦シャープネスをかけてしまうと戻すのに質が低下することや、画面で見たときの自然さを保つため永久保存JPEGにはあまりシャープネスかけないことにしている。ここのホームページに掲載してあるものも最近のものはシャープネスが不足しているかもしれない。

 

これまでD30 RAWからの現像とレタッチ処理に工夫をこらしてきた。画面上で拡大して確認する限りかなり改善できたと自負しているが、A4プリントにおいてどれだけ改善されているのか比較してみることにした。比較は独自処理後のものと現像後に単に同程度のシャープネスをかけたものをプリントして比べてみることにした。独自処理では確かに注意してみると、単にシャープネスをかけたものより輪郭がなめらかになっている。しかし少し離せば区別はつかない。A3サイズでは差がでるかもしれない。

 

解像感はシャープネスのかけ方によって大きく変わる。しかし、アンシャープネスマスクのピクセル数が同じであれは画素数の多いほど解像度が上がる。従って画素数が多ければ解像度が上がるのであるが、同じ画素数であれば解像度(感)は等しいというあたりまえの結論である。ただレタッチにより輪郭が乱れないように調整することも時には必要である。

 

D30の様に4画素で1点を表現しているものより、ハニカム構造により3画素で1点を表現している方式の方が原理的に解像度が高い(4/3)。しかし差は僅かであり、今後発売されるであろう600万画素のカメラに早くも心が動いている。

[2001/07/09]

 

D30のページとギャラリーのフルサイズリンクを全てLivedoorに移した。さすが50Mの容量はすごい。まだ余裕があるがUpLoadにかかった通信費もけっこうなものだ。

 

最近友人がカメラ付の携帯を購入したので携帯のメールに写真が添付できる。私のPHSは古いので一度送ってもらってPC転送してフォーマットをチェックしたら256色120x120のPNGファイルであった。

 

Photoshopで写真をこのフォーマットに変換して送信に成功。120x120でもPCで見るとかなりの情報量である。小さいながらも写真の雰囲気は失っていない。ただ送られてきた携帯用デジカメの質はひどく解像感もさることながら色が全くなってないようだ。

[2001/07/04]

 

Singaporeと台北の写真をD30のページに追加した。ページのサイズの関係で、試撮りの項目を置き換えてしまった。

 

最近Livedoorが50Mのフリーページと宣伝していたのでホームページファイルサイズの確保のためについつい登録してしまった。サーバーへのアクセスが多いためか時々アクセスが止まったり色々不都合が発生している。

 

しかし50Mバイトのファイルサイズ追加は大きい。これまでマイアルバムにリンクしていたギャラリーもフルサイズで直接アクセスできるように設定可能となった。D30ページの分も直接リンクできるように修正していくつもりである。

 

やはりフルサイズの画像はブラウザをはみだして迫力がある。それと同時に画像のアラも目立つ様になってきたのでレタッチの技術が要求される。ただ解像度に対する欲もでてきてしまうのも困ったものである。600万画素クラスが出たらまた手を出してしまうのか。

[2001/06/30]

 

ギャラリーにシンガポールの写真を一枚アップしたが。フルサイズで見てみると偽色が出ている。Labモードに切り替えて修正したがよくよく拡大してみると輪郭がギザギザしていたり、気にいらないところがいろいろある。

 

いままでもよくデジタルカメラの画像はマクロはすばらしいが広角ではうまく表現できないなどといわれてきたがその理由がわかる様な気がする。デジタルカメラでは300万画素でも実際はD30では4個の素子でひとつのピクセルを構成するので実際の画素数は1/4の80万画素程度の実力しかもたないと考えるの方が良いのかもしれない。ただ白黒の輝度信号としては300万画素の能力があるので現像段階で色々の工夫をして300万ピクセルに仕上げてある。ここにおいて各社独自のノウハウがあるのであるが、キャノンの画像処理は特徴がある。(ミノルタの処理に似ているがニコンのものとは違う気がする)

 

ただ今まで多くの現像処理をしてきた経験がら考えると4個の画素の間でコントラストが変化するような細かな絵では処理がうまくいかず階調の飛んだ白い点が現れるようである。このことは以前から認識しており、これを消すためにバイキュービック法により解像度上げにより緩和する方法をとっていたが、今回の絵ではこの方法では調整しきれないようである。

 

フォトショップでの試行錯誤の結果、処理前に0.3ピクセルのガウスぼかしを入れることにした。これにより、遠景のビルの窓や木の葉などの輝度の変化が滑らかになり、ざらついた感がかなり緩和されるアンシャープマスクのピクセル数は1.5程度であるので拡大してみても解像感がそんなに悪くなることもないと思っている。レタッチを工夫することにより、まだまだD30の画像は改善できる余地がある。

[2001/06/25]

 

先週は仕事でシンガポールと台湾に出張した。シンガポールは過去何度も訪れたことがあるが台湾(台北)は初めての訪問となった。滞在期間も限られたこともあってD30をかついでのカメラ撮影もなかなか思うようにできず。撮影枚数は50ショット程度。

 

シンガポールはヘビースモーカーの私にとってつらい場所として昔から有名であるが、近年の無差別禁煙の流れの中で他の国に比べてそれほどいやな国ではなくなった。室内レストランでの喫煙はもちろん禁じられているが、町のあちこちに灰皿が配置されており、町のきれいさを維持している。

 

カメラの被写体として、シンガポールの摩天楼はニューヨークのマンハッタンに匹敵する美しさである。折をみてD30ページへの紹介をしたい。台北では国立博物館を訪れることができたが、ここは撮影禁止。中国3000年の文化材とあって撮影禁止はしかたがないかもしれないが、これらの撮影ができなかったのは非常に残念なことである。

 

初めての台北ではあったが市内の交通混雑はひどく、空港からのバスはホテルに着く前におろされてしまったり、帰国の飛行機は名前の入力ミスでダブルブッキングされたり、(もっともこれはビジネスクラスシートを得ることができたが)海外体験の多い私にとってもあまり経験のない体験をさせられ、心象を悪くしてしまった。町並みは地震の影響もありシャッター切る機会もあまりなかった。もっと郊外の方にいけばすばらし場所もあると思うが、今回の訪問についていえば期待外れであった。

[2001/06/12]

 

PM-900Cのドライバがアップデート公開された。Lサイズ2Lサイズの写真用紙も同時に発売され、これでロール紙を使わずに写真らしい出力ができる様になったことはうれしい限りである。縁なし印刷もA4ではコストがかさむし、ロール紙はカットの手間はともかくとして切って重ねたとき大きさがそろわないのが気に入らない。他の用紙の質感が気にいらないなどの障害が取り除かれた。

 

マシン更新後プリント色調が変化してしまっていたので今回ドライバ更新とともに再び調整を試みた。写真用紙の小型化とケーブルの変更により、プリント時間も短縮され以前ほど時間と用紙インクを消費せずに色合わせを完了した。ただインクが乾くまで色調が固定されないため、まだ結構な時間を費やしてしまった。

 

結局PM900CのICMプロファイル使用というデフォルトそのものの設定とも言える状態に落ち着いてしまったのであるが、こう設定すべきであるというあたりまえのこともマニュアルを読んでも最終的にカラーマッチングを理解しなければわからないことも問題である。ドライバによる自動調整などいろいろなオプションがあることもよけい混乱をまねいている。何も考えずにきれいな絵が得られる等の目的には良いのかもしれないが。

[2001/06/10]

 

D30のページに写真集・奥入瀬と青森をアップした。ページ容量が10MBということでこのプロバイダと確保した無料プロバイダおよびMyAlbumへサイズごとに分割してやっと容量内におさえた。今後は古いものから消去して追加していかなければならない。

 

現在常用レンズとしてEF28-70F2.8Lを使用しているが雨の奥入瀬などでは緑を美しく表現しようとすると開放状態でもシャッタースピードは1/10程度になる場合も多い。手持ち撮影が主体であるので、よく見ると手ぶれが出ているものもある。ISつきもほしいところであるがF値が大きくなってはもとも子もないのでレンズ選択にはまようところである。

 

ものもと不精ものの私にはレンズ交換も三脚使用もしたくないので短焦点レンズの明るいものも考えているが、やはりズームレンズは捨てがたい。またISO100のノイズの少なさもD30の巣晴らしところでISO値も上げたくない。やはりこのまま手ぶれのないようかっちり構えての撮影を心がけるとするしかないようだ。

[2001/06/09]

 

ホームページ開設からはや4ヶ月、初めは自己満足から始めた開設であったがやはりアクセスが気になるところということで、Access logを設置してみた。ホームページ訪問者の情報を記録するということは気がひけるところであるが、情報は訪問者からでもアクセスできる様になっているので了承願いたい。

 

本題のD30の写真紹介の方は、次ぎ次ぎと更新しているつもりであるがページのサイズ制限や時間不足のためになかなか思うように進んでいない。先日の奥入瀬・青森の写真の公開作業を進めている。

[2001/06/03]

 

ここのところPCのアップグレードに時間を費やした。Pentium 3の533MHzにしてから一年以上、この際Pentium 4も安くなったということでPentium4 1.7GHz(128MBx2)と増設メモリ128MBx2、Intel マザーボード、電源など13万円強で購入して以前のPCに組み込み完了した。増設メモリーの不良もあったが交換してもらい。なんとか現在最速マシンに更新することができた。

 

現在の技術進歩の速さから、少なくとも2年に一度はマシンの更新が必要である。近年は部品レベルでの更新をしているが、高速化のためにはCPUのみでなくメモリ、マザーボードの更新も必須になってしまい大変である。ISAバスの廃止により、モデムもPCI用に交換したがこちらはさほどの投資ではなかった。

 

更新のかいあってD30環境も高速化し、RAW現像も40秒かかっていたものが15秒程度に短縮され、解像度の変更アンシャープマスクもメモリー量の増加で快適である。

 

 PM-900Cのプリンタインターフェイスについてはいままで無駄な時間を費やしていたらしい。USBケーブルがなかったのでパラレルケーブルを使用していたが、USBケーブルに変更して現在ではプリンタ本来の性能になったようだ。ただ環境設定は以前と同じにしたつもりなのに、プリント結果は以前とはかなり違ってきている。またプリンタプロファイルを含めての再検討が必要になってしまった。いままでの検討はなんであったのか?また別に報告したい。

[2001/05/18]

 

前回の書き込みではインクの染み込み理論として片付け適当なところでプリントアウトを発送してしまったが本当の理由は違っていたかもしれない。今日になってフォトプリント紙の出力を試みたが、写真用紙とは様子が違っていた。マゼンタが若干強いのでインク量を1ステップ下げてプリントすることとした。この状態でのプリントアウトを見ると、写真用紙であった肌のくすみと黒の緑かぶりはない。

 

もしやと思いフォトプリント紙に印刷してみると、ドライバの調整中央値でほぼ色合いが一致した。この状態で肌のくすみも黒の緑かぶりもない。写真用紙プロファイルでインク量・コントラスト・明度・彩度をあれほど調整したのに実現できなかったのに、フォトプリント紙プロファイルのデフォルトで写真用紙に印刷したもののほうがはるかに良い結果とはなんということか!プリンタプロファイルそのものが狂っているのかディスプレープロファイルが狂っているかであるが、ディスプレーについてはカメラ現像後に特に調整することなく、いい色を出しているのでそんなにかけはなれてはいないと思われる。

 

プリンタプロファイルは全レベルでのインク量の調整だけではなく中間色での調整も必要であり、プロファイルも新規設計することも可能であろうが、このプリンタの印刷速度では、膨大な試行錯誤が必要となることが想像できる。ここはフォトプリント紙の設定をつかって写真紙の印刷をすることで妥協した。ただこの設定は使用環境や機器の固体の特性によって変化していくであろうことも覚悟しなければならない。

[2001/05/16]

 

ここ2-3日プリント出力の調整で、多大のお金(インクカートリッジと写真用紙)と時間(プリントアウト時間と乾いて色が安定するまで)を費やしてしまった。マゼンタが強いということでマゼンタのインク量をへらしたり、イエローを増やしたりして色々試みた訳であるが、色調がディスプレーのものに近づくにつれ肌の色がくすんでくるのである。無調整の場合肌の色がピンクすぎるのであるがこのくすみは感じられないがイエローの割合が増すにつれ、肌がくすみ黒が緑がかってくる。

 

ピクトリコのグロッシーフィルムではマゼンタを2ステップ(-10)することにより、ほぼ満足な結果が得られ、肌がくすむこともなく黒も引き締まった黒を表現している。プリンタの型名を書いていなかったがEpsonのPM-900Cである。紙の種類によってこれだけ差が出るのはなぜであろうか。

 

私なりの結論はこうである。写真用紙やフォトペーパではインクの粒子が紙にしみこんで乾くまえにインクが混ざってしまっているのではないかと考えられる。ピクトリコのフイルムではインクの染み込み方に工夫がこらしてあるとの宣伝文句でこの点が改良されていると思われる。PM-900C購入の時顔料インクのMC-2000にしようかずいぶん悩んだ末の結論だったがふちなし印刷が可能なことやサプライの入手性からPM-900Cにしてしまったが、MC-2000ならばこの問題は解決できるのかもしれない。

 

話は全く異なるがMC写真用紙(半光沢)が売っていたので購入してみた。この問題は若干PM写真紙(光沢)より良いような気もするが同じようなものであるが、紙の質感はすばらしい。半光沢ということでフォトペーパーみたいなものかと思っていたが大違いである。

[2001/05/13]

 

ゴールデンウィーク中のWebへのアップも済まないまま一週間も経過してしまった。ギャラリーの方は横浜の夜景を追加したが、夜景の撮り方もなんとかコツをつかみつつあるが、どのWBを使用するかはいつも頭をなやますところである。それぞれのWBでそれぞれの雰囲気があり、どれも捨てがたいが光源が蛍光灯であることが多いので蛍光灯に合わせるのが正当なのであろうが、右の横浜・夜景3ではあえて太陽光としている。この色合いも捨てがたい。

 

さて今週は写真のプリントアウトに時間を費やした。PM-900Cのプロファイルを使用しないでドライバで調整する設定としていたことは以前に書いたとおりであるが、今回数多くプリントしてみると、やはり人の肌がマゼンタよりになっている。あれこれ微調整をくりかえしているうちにインクがなくなり、ひとまず一休みである。プリントアウトもA4サイズになると時間もばかにならない。やはり一度に100枚程度の整理が限界である。

[2001/05/08]

 

ゴールデンウィークも終了、会社に通う日々が再開した。休み中はD30を持って休暇を過ごした。撮影旅行が目的ではなかったが、D30での写真撮影も十分楽しむことができた。

 

横浜みなとみらいのホテルを拠点として、京都なども回ってきたが、撮影枚数は110枚程度しかない。160Mのレキサメディア2枚と96MのCF一枚しかないので全てRAWで撮るとこの程度しか撮れない。しかし必要十分なところは撮れたと思っている。これでも現像・レタッチをするのに一日4−5時間で三日はかかっている。プリントまで入れると次の週末まで十分楽しめる。

 

ゴールデンウィーク前半は天気があまり良くなかったが、後半は晴れだった。このため同じ場所でも現像パラメータで色々な色調を楽しむことができる。やはりAWBの現像では、雰囲気の調整が難しい。RAWでとって現像時に色温度を合わせることにより、より雰囲気のある色表現になる。色々試したが白点指定だけでWBを合わせたものでは太陽光やくもりで合わせたものに雰囲気表現において及ばない。整理がついたらまた作品を紹介したい。

[2001/04/24]

 

日本の総理は小泉氏に決定、NTTドコモはWCDMAの商用化を秋まで延期したようである。個人的にはコールデンウィークを来週にひかえあわただしくなってきた。

 

今週も主題はD30とレタッチであるが、レタッチを繰り返すごとに色々なことがわかってきた。いままではカメラを撮るときも現像するときも飽和することや黒つぶれがないような仕上げをこころがけていたのであるが、ポートレートの現像などでわかるように、周囲の景色がオーバーになったり、ボケたりすることにより、より目的が引き立つということである。

 

いままでただ漠然と撮ってきた景色や人物が何も意識せずに美しくなることにかまけて写真のとり方に意思がなかったのではないかと思うようになってきた。やはり何を撮りたいたい、どう表現したいかという意思を持ってとるのが本当の写真の楽しみ方ではないかという風に考えるようになってきた。

 

レタッチに関しても同様なことがいえる。全体を可もなく不可もなく仕上げるのではなくそこに表現の意志を加えるのであり、目的以外のオーバーやアンダーは見苦しいものではなく、逆に主題をひきったたせるためのものである。

[2001/04/19]

 

D30関連サイトでAE測光が話題になっていた。確かにD30のショットでは曇りのとき、建物等を撮った時、空だけでなく建物の屋根などもオーバーになってしまう様である。これは今までの普及型のカメラを使用していた人間にとっては違いを感じる点である。普及型のカメラでは測光範囲が広いため周りがオーバーになることはないのであるが、いままで、日陰の人物を撮ると顔が真っ黒になってしまい。結果ガンマを上げるのであるがノイズがひどくなり、とても日陰の人物など撮れたものではなかった。

 

D30購入後、このような失敗はなく、日陰の人物もきれいに撮れる様になったのであるが、建物撮影等で屋根までオーバーになるのは撮影に多少の工夫が要求されるかもしれない。中心部(測距点)が美しくなるように調整されるので、ほとんどの場合周辺のオーバー・アンダーは諧調表現の狭いデジタルカメラではやむないことである。またこの現象も写真の芸術性を高めるポイントのひとつとして考るべきであろう。

[2001/04/15]

 

D30ページもPhotoshopレタッチを完成させ、全体の完成も大詰めである。2月のHP開設以来D30に関する紹介やテクニックを中心に作成してきた。Photoshopのレタッチは回数を重ねるごとに新しい発見がある。

 

今週の発見はコントラストのつけ方であるが、単にレベル補正の範囲をいじるだけのコントラスト調整ではなく、トーンカーブのS字型補正によって白・黒を飽和させる事なく調整できることである。直射日光の強い所ではよく画像がしらっぱけてしまうが、これは黒レベルの補正だけでは改善できず、この補正を行うことにより、コントラストと色が濃くなる。よくフィルターをかけると良いといわれている様である。私はカメラのフィルターについてはあまり知識がないが、偏光フィルターのサングラスをかけたことがあるが、この補正は、このように画面のコントラスが上がり、美しい色になるから不思議である。

[2001/04/11]

 

先週Bibble 2.5のD30 RAW現像の評価をレポートしたが、2日とまたずにキャノン純正のプラグインのV3.6.1の公開があった。Photoshop用プラグインしか興味がないのでこれだけ早速インストールした。

 

先週も書いたように偽色の緩和のために時間をくっていたらしい。偽色緩和OFFではスピードが速くなるようである。ただ偽色に関してはBibbleほど派手にはでておらず、使えるレベルのもののようだ。

 

ただ後処理時間は私の場合トータル時間はさほど変わらないので、品質重視で偽色緩和はONで使用することにした。その他の特性は変わっていないようであるが、Bibbleを試した後では、やはり純正の色再現のよさをますます実感した。

[2001/04/08]

 

D1用画像編集ソフトBibble 2.5がD30用RAW現像プラグインをインプリメントしてWeb公開された、早速試供としてダウンロードして試してみた。RAW展開が3倍早いというふれ込みであったが速度はCannon純正のプラグインと比べて大差はないように感じられた。私の場合速度よりもその他の性能を重要視しているのでその設定のフレキシビリティに興味があった。

 

設定については色々あるがその意味には色々疑いのある点も否めない。またホワイトバランスであるが自動以外は純正の様に納得のいく色再生が行われていないような気がする。このほうが正しい色温度を表現しているのかもしれないが、純正品はそれなりのカメラ特性を知り尽くした上での修正・色再現を実現しているのであろう。

 

また現像シャープネスについては純正ほど眠い感じの仕上がりではないが偽色がひどい様である。純正品はこの点においてかなりの意識した修正がなされているのであろう、トレードオフとして眠い画像にしあがっているのかもしれない。

 

このソフトを評価することにより、D30純正現像の処理のすばらしさと苦労とその成果に改めて関心した。

[2001/03/29]

 

一週間ほど前、あるD30サイトのBBSでD30のバグが報告されていた。Infoのボタンを押して電源OFFにするとバッテリマークのみとなってロックするというもので再現性100%で電池をはずすまで復旧しない。私のD30はオートパワーオフの不具合は発生していなかったが、ファームアップしてもらったばかりであるが例にもれず再現した。メーカにとっては最悪のバグであろうが私としてはわかっていれば特に問題になることはないだろう。

 

そのときはそう思ったがふと考えてみるとこころあたりがある。そういえば今年始めバンコクを旅行したときこの状態になっていたのである。100枚ほどとったあとであったがカメラが全く動かなくなってバッテリマークだけになったので、これはバッテリが切れたと思い早いと思いながらも暑さのせいと思い予備のバッテリに交換したのであった。そのときはバッテリのもちもこんなものかと思っていたが、もう一度どの程度バッテリがもつのか体感テストをやらなければならない。

 

物事を徹底的に検証しなければ気がすまない私がこのとき詮索なくバッテリを交換してしまったのには訳がある。以前オリンパスのカメラでスマートメディアを何枚かこわしてしまった経験があり、どうも電池がなくなりかけて低電圧で書き込むをするとこわれてしまうと言う風に考えていたからである。これはエラーがおきるのではなく破壊されるので、ここで高価な160Mレキサを壊すことにしのびなかったからである。CFになってからこのようなことは経験していなかったのであるがやはりリスクをさける気持ちが強かったからだと思う。

 

世の中とはやはりおもしろいものである。色々の偶然や間違いが思い違いを生む。

[2001/03/24]

 

今週もピッチを上げてD30ページ更新。D30作品集も一応まとめあげた。もっと多くの写真を掲載したかったが、サイズの関係やアップロードに時間が大変である。やはり電話料金が心配である。ケーブルモデムやADSLにも興味があるがこの辺でのサポートがまだである。ISDNへの変更という手もあるがフレッツ非対応ということでしばらくはこのままいくしかないようである。

 

ホームページのカウンタもやっと900を超えたが、ほとんどが自分のヒットでほとんど自己満足の世界である。検索エンジンへの登録申請中なのでもうしばらくすれば状況もよくなるのではないかと期待している。それまでにページの完成をいそがなければならない。でも完成したらその後はどうするのであろうか?同じままほおっておくこともできない。更新できる話題を随時追加していかなければならない。いまからいろいろと考ええておかなければならない。

 

D30ページのメインテーマはやはりフォトレタッチのページと考えているが、いま構想中である。内容はやはりあたりさわりのないものではなく偏見であっても自己主張に富んだものにしたい。自分の考えを発信できることがインターネットの利点であろう。

[2001/03/18]

 

今週はCGIプログラムを一休みしてページ更新にいそしんだ。D30ページの更新によりFirst Impressionと作品・横浜を一応完成した。現在作品・Bangkokの作成中である。

 

それにしても自分のホームページともなれば言いたいほうだいである。これでよいのか?いやいいはずである。ホームページは世界に向けて発信するものであるからあまり卑猥な内容は許されないが、自分の意見はある程度主張できるはずである。BBS等で勝手なことを書いて非難をあびているケースをよく見るが自分ホームページでも非難やいやがらせがあることは覚悟しなければならない。それを知った上での放言である。

 

さて内容の方は各ページをみていただきたいが、何せ写真が多くできるだけたくさんの写真を掲載したいのであるが、10Mというサイズ制限があるためそう簡単ではない。無料プロバイダと以前から使っているMy Albumを併用してなんとか制限内に収めている。

[2001/03/11]

 

PerlはCGIとして使うときなかなかWindowsでのデバッグが思うように進まない。 HTMLとCGIの行き来がうまくシュミレートできないで苦労した。UPLOADしてのHOST上でのデバッグとなってしまったので電話料金が今月もかかりそうだ。3月11日からはNTTタイムプラスも有効となるので、約半額が期待できるがほんとうだろうか?

 

まあ、あれこれと試行錯誤しながらもこのページ作成も順調に進んでいる。内容を書くよりもプログラムを作成してあれこれ悩むほうが趣味にあっているようで、完成はいつの事やら。Home Pageもいまのところあまり見てくれる人も少ないようであるが、みてもらうよりも作ることに意義がある心境である。

 

この日記作成の裏で先日D30で撮影した横浜をプリントアウトしている。プリンターはD30購入時にPM-900Cに買い換えたがこれで4台目(MD-2000J/PM-700C/PM-750Cについで)常に最善の画質を得るには機器の買い替えはしかたがない。写真プリント用紙についてはピクトリコのフィルムが最善という結論を出していたが入手方法が面倒なことと価格が高いことで色々他の紙を試している。今コダックの印画紙を試しているが、悪くはないがやはりピクトリコのフィルムにはかなわない様である。

[2001/03/04]

 

今週は作成のためにかなり時間を費やしてしまった。Adobe GoLiveの使用方法に関してはチートリアルに時間をかけた結果、現在ではほとんどソースコードをいじらずにだいたいのことをこなせる様になった。これに気をよくして、Frameを使って全ページを作りなおして見たが見え方がどうも気にいらないのでもとにもどしてしまった。

 

BBSプログラムを購入して取りあえず会議室をオープンした。今後分野別に複数開設するなどしたいがそんなにアクセスがあるかが心配である。どんどん書き込みをお願いします。開設にあたっては一筋縄ではいかずソースディバグもしたが、どうもフォームメールでもSubstr()で苦労したがここのPerlに多少不具合がある気がする。もう少しカスタマイズしていきたい。

 

内容については”mun2'ギャラリー”を更新した。仕事で桜木町に行く機会があったので例によって周辺のスナップ。前回の横浜編ではRAWデータを消してしまったのでホワイトバランスを検証できなかったが今回は現像パラメータを太陽光としてほぼ満足の結果を得られた。それにしてもシャープネス処理はどんな愚作をもみばえよくしてくれる。D30は本当に気にいっている。

[2001/02/25]

 

今週はメール部のCGI化がうまくいったことに気をよくして、BBSも自前のCGI化を試みた。CGIの実動作はUPしないと動作できない為HTML単独での指定のできるものを探したがメール同様BSCのものを使用することにしたが有料であった為発注した。

 

今後のためにとPerlとCGIのリファレンス本を購入し、これでCGIの作成も万全である。ただ付属しているPerlコンパイラがコマンドモードでしか動作させることができないので相変わらずUPLOAD後の確認となってしまう。可能かどうかもう少し検討したい

 

従ってホームページの内容更新はまだまだ先のことになってしまいそうである。なかなか進まないがまだ設置から一月たたない。ここはじっくりと!

[2001/02/16]

 

今週はCGIにこってしまった。世の中には知らないことがたくさんあるものだ。エンジニアとしてはプロの道は長いがこうしてホームページを作っていると色々のものがあるということがわかる。記述言語はHTMLだけわかれば作れると思っていたがCGIをサーバに実装して動作させないとBBS等は作成できない、その記述言語は色々あってこのサーバではPerlというのが使用できるということ等色々である。ホームページを作成している多くの人はこれらを良く理解し自分でCGIを作成しているから驚きである。

 

CGIの作成等すぐには無理であるとあきらめていたが、インターネットを検索すると本当にたくさんのページでサンプルCGIを掲載していることがわかった。もともとメールの部分をもうちょっと見栄え良くしたいと考えていたのでSMTPで動作できるメール用CGIを探してダウンロードし、変更を加えて動作できる様にした。最近仕事でSMTP用ソフトを作成したことがあったので何とかエラーを克服できた。ほんとにフリーで公開している作成者には頭がさがる。

 

AdobeのGoLiveにはまだバグがある様で色指定などでうまくいかない事がある。テーブルの位置の調整もなかなかうまく調整できないのも使い方を知らないせいだけなのであろうか?まだまだソースコードで調整する作業が続きそうだ。ところでHTMLのリファレンスマニュアルを¥1,800円で購入してしまった。

[2001/02/12]

 

三連休も今日で終わり。ホームページの作成も順調に進み、テンプレート部分もカスタマイズを完了した。まだD30のページに関しては作成中であるがここは時間をかけて作成したい。そろそろ検索サイトへの登録も考えなければ!

 

このホームページの作成のためにこの三連休は一歩も外に出ないですごしてしまった。休みの日のいつものすごしかたではあるが出ない方がお金を使わないですむ。ただカメラを持って出かけたいという気持ちもあり、来週あたり出かけたい。そういえばD30オートパワーオフのファームアップもしなければ。オートパワーオフにたよることも不具合も私のD30では発生していないが他の項目もアップされている可能性もあるので時間をみてアップしておきたい。

 

GoLiveも次第に使いこなしてきておりソース直接編集の機会も少なくなってきているがまだまだ色々な機能がある様である。ただアプリの使いかたを習得することが目的ではなくホームページの作成が目的なので程ほどにしたい。HTMLの文法書があったほうがよいかな?

[2001/02/09]

 

今週はディスプレーとプリンタのプロファイルの設定で時間を費やしてしまいホームページの更新がほとんど進まなかった。この三連休で作業を進めなければ!

 

とりあえずギャラリーの写真をMy Albumにリンクさた。しかし時間でコードが変わるため全ての写真を個別にリンク出来ずサムネールアルバムにリンクせざるを得なかった。

 

Go Liveのマニュアルを読むことに時間を費やすことをきらってソースを編集することで作業を進めているのでなかなか進行しない。正しい使いかたは暫時習得していくことにしよう。

[2001/02/04]

 

本日やっとかねてからの懸案であった個人のホームページを開設することができた。作成はまずWeb-Pの簡易作成ツールを使用したがよりパーソナル化のためAdobe GoLiveを購入。ページのレイアウトの変更を継続中である。

 

BBSとチャットはWeb-PのCGIをそのままリンクさせたのでこれ以上の変更はしない予定である。まだテンプレートのまま残っている部分が大半であるが、順次更新していく。

 

ホームページの内容はとりあえず昨年末購入したキャノンのEOS D30でとった写真の紹介を中心にカメラ機材やPCの紹介を中心に運用したいと考えている。

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